日本人の起源(縄文・弥生・大和)
274248 裏神道とは1〜裏神道と神話の罠〜
 
彗星 ( 中年 ) 13/04/03 AM01 【印刷用へ
『失われたイエスの12使徒 八咫烏の謎(著:飛鳥昭雄・三神たける) 第1章 唯一絶対神を奉じる「裏神道」と三柱鳥居に秘められた神々』よりご紹介します。
 日本の神道は多神教と言われています。しかし、それは表の顔で、本来の神道は、裏神道で継続され、実は唯一絶対神を奉じるものであるといいます。これらの説は学術的には、裏天皇に通じるとんでも説といわれていますが、一考の余地が十分あると考えられます。裏神道は、大陸から伝わっており、かつては、唯一絶対神の可能性も高く、特に太陽神は、太陽の黒点の影響で地球環境が変化する時期に、太陽を唯一神とする原初の唯一絶対神が登場したこと(268548)もありますので、大意率から伝承された太陽神は、唯一絶対的な位置にあるとも考えられます。
 日本の共認統合社会において、国を統合するために、表の神道は、多神教に変質、裏の神道は、一神教を継続していった可能性も高いと思います。
 また、著者曰く、神話の読み方があるので、それを認識していないと罠に陥ることも伝えてくれています。
 これらの解明を進めてゆくうちに、表の神道を司る歴史の表舞台に登場した氏族とその裏で操っている裏神道氏族(秦氏、加茂氏)と実態のよくわからない葛城氏に通じる何かがつかめるかもしれません。
-------------------------------転載
■裏神道
 日本は美しい国である。海もあれば、山もある。波間に魚が泳ぎ、丘には木々が茂る。鳥や動物が山野を駆けめぐり、風の音がこだまする。空を見上げれば、太陽や月が地上を照らし、幾千万の星たちがきらめきながら夜空を埋め尽くす。
 古来、人々はそこに神を見た。海の神、山の神。動物や草木、太陽や月、そして星たちに神の姿を見てきた。およそこの世にあるすべての存在に、人知では計り知れない何かを感じ、恐れ敬い、祈りを捧げつづけてきた。
 神が宿ると、人はいう。森羅万象、すべてが神である。それを知ることが神道の心だといっても過言ではない。
 それゆえ、神道には神様が多い。俗に、野菜をたくさん売る店を八百屋、生活用品を何でもそろえている店を万屋(よろずや)と表現するが、それらの数をかけた八百万(やおよろず)の神々が日本にはいるというのだから、スケールはでかい。
 人類学では、自然の精霊信仰をアニミズムという言葉で表現するが、まさに神道は、その典型例。宗教の原点はアニミズムと主張する学者にとっては、格好の研究対象に違いない。事実、神道の分類は多神教で、自然崇拝が根底にあると説明される。神道を奉ずる神社の宮司(ぐうじ)や禰宜(ねぎ)もまた、そう説明するものだから、疑問をもつ者はだれもいない。
 神道は多神教である--------これが世の常識だ。異を唱えれば、非常識、常識知らずと罵(ののし)られる。
 が、しかし。この世はすべて陰と陽。上と下、右と左、光と闇、前と後、男と女……物事には、必ず裏がある。神道もしかり。アニミズムを根源とする多神教としての神道は、だれでも知っている表の顔。裏の顔は違う。「表神道」が多神教ならば、それとはまったく正反対の教義をもつのが「裏神道」 である。
 プロローグで紹介したように、神道の真理を握っているのは表神道ではなく、裏神道である。裏神道を知らずして、神道を語ることはできない。ましてや、神国「日本」の歴史など知ることはできないのだ。
 本章では、裏神道へ至る最初の道標(どうひょう)を紹介する。ただし、紙幅(しふく)の都合上、前著との重複を考慮し、多少駆け足になってしまうが、その点はひとつご容赦願いたい。

■神話の罠
 古代史を研究するとき、いかなる人も必ず嵌まる罠がある。一般人はもとより、アマチュアやプロ、学者を問わず、その世界に一度足を踏み込んだが最後。五里霧中をさまようがごとく、迷宮から出ることはできない。真理と思ったところが、その人にとっての真理となる。             はたして罠の正体はというと、それは「神話」である。神代の物語というのは、ファンタジーの世界である。神や悪魔、英雄が時と場所を超越して活躍する。この世でいう年齢や寿命、物理法則はいっさい無視。なんでもありのマジカル・ワールドである。
 だが、この世の常識が通用する世界ではないと知りつつも、そこに古代の歴史的影響を読み取りたくなるのが人情である。神々の名前やストーリーをあれこれ考察し、なんとか歴史を復元しようと、これまで多くの人がチャレンジしてきた。結果、十人十説。統一した見解が出ないまま、百家争鳴(ひゃっかそうめ)の状態が続いている。
 しかし、神話には神話なりの読み方がある。勝手に自説に合う神話だけをピックアップしても意味がない。もっと総合的に、神話全体を貫く鍵をもって分析をしなければ、必ず迷宮に陥る。
 いい例が神道の最高神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」である。古代史研究家の多くは、この神の正体を邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)だと考える。というのも、天照大神の別名「大日婁貴(おおひるめむち)」は太陽の巫女(みこ)を意味し、日巫女(ひみこ)という字を当てれば、そのまま日巫女=卑弥呼となるからだ。
 しかし、卑弥呼は生涯独身で、子供がいないことになっているのに対して、天照大神には子供があり、その子孫から初代・神武(じんむ)天皇が誕生している。明らかに矛盾である。この点について、古代史研究家の多くは、神話だから矛盾もあるさといってお茶を濁す。
 また、日本神話には「天照」という名前を冠(かん)する神が、もうひとりいる。その名を「天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日命(あまてるくにてるひこ あめのほあかり くしみかたま にぎはやひのみこと)」。最後の部分だけを見ると、これは「饒速日命(ニギハヤヒ命)」の正式名である。ニギハヤヒ命は神武天皇と対峙(たいじ)したことで有名である。最近の古代史研究では、ニギハヤヒ命こそ、本当の天照大神だという説が流行りとなっている。
 だが、そうなると、おかしなことになる。神話において、天照大神は女性であり、しかも神武天皇の5代前の祖先である。単純に歴史的な人物として当てはめてしまうと、神武天皇は5代前の祖先と会ったことになる。1代が仮に30年としても、そこには150年以上の開きがある。神武天皇は成人しているから、ニギハヤヒ命の年齢は180歳を優に超えている計算になる。通常の人間ならありえない話である。
 このように、天照大神が卑弥呼にしても、ニギハヤヒ命にしても、決定的な間違いは、神話における神をそのまま歴史的な人間に置きかえていることにある。神話は神の世界、歴史は人間の世界である。この境界を暖味にするから、矛盾が吹き出す。神話には、神話なりのルールがある。それを完全に解き明かさずして、歴史的な事象と結びつけてはいけないのである。
-------------------------------2に続く
 
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