新しい男女関係(→婚姻制)の模索
2742 男女同権論
 
ジョンフィッツジェラルドおぎの ( 24 神奈川 学生 ) 01/04/04 AM02 【印刷用へ
私は真の男女同権論とは男女の区別なく扱うことだとは思っていません。
ですから、ペテンだという文字を見て「え?」と正直思いました。
男には男にしかできないことがあり、女には女にしかできないことはある。これはおそらく事実といえるでしょう。確かに妊娠してお腹の中に新たな生命を宿すことは男にはできません。体つきも一般的に違います。しかし、そうでないことの方が多いのではないかと思います。例えばよく「女性特有の」細やかな心遣いといいますが、男性の中にも細やかな心遣いができる人もいますし、女性の中にもそういったことが苦手な人もいます。多くの場合において個人差は性差に優ると思います。集団としてみた場合、トップレベルでの比較においても平均値と取った場合でも男女差がはっきり出ることは確かです。とはいうものの、ここで卑近な例としてマラソンをあげるならば、男女で世界記録は20分の差があり、学校などで平均を取れば間違いなく男子の方が速いという結果が出るでしょう。しかし、女子のトップランナーならば2時間30分程度で走りますが、私(男性です)のようなただの人が走っても3時間や4時間ではきかないと思います。だからといって女性よりも足が遅いと言うことになるでしょうか。女性よりも足が遅いとは男性として失格だということになるでしょうか。私が言いたいのはつまり、その人がどんな人であるか、一人一人の今までやってきたことや才能を正しく評価していれば、男だから、女のくせにといった性差別の発想はなくなるだろうし権利は平等に与えられるのではないかと考えているわけです。それが私の考える男女同権論です。
そもそも男らしさ、女らしさとはなんなのか、誰が決めたのか。医学的に考えれば、生殖機能に関すること以外では男女の区別はありません。生理学的には染色体の23組目がXXであるかXYであるかの違いでしかありません。23組46本の染色体のうち性を決定しているのはわずかに一つ。2%に過ぎません。これでは何が男で何が女であるか曖昧でも仕方がなく、そもそも男らしい、女らしいということ自体が幻想であったと思わざるをえません。それらは社会が作り上げたもので、それこそ本源からはかけ離れたものだといえるのではないでしょうか。
話は少し飛びますが、私の私見では男らしさ女らしさの喪失と長寿高齢化は関係があると思います。DNAは自己保存機能を持っていると聞いたことがあります。それが性の根源であるといわれ、またそう考えることで性についての多くのことに説明が付くそうです。それが男らしさと女らしさの社会的な区別に発展したと私は考えています。長寿高齢化によりDNAの自己保存機能は、強く異性を求める必要がなくなり、むしろ抑制に向かうようになったと思われます。寿命が50年から80年へ1.6倍になれば、個体数維持(増加し過ぎると種全体ひいては自分自身の危機になる)のために出産率は6割程度になろうと考えられます。つまり社会的な男らしさや女らしさは以前の6割程度になるわけです。医学の発達が人間の生殖機能を弱めるという皮肉な仮説ですが、それだけでは人類は滅亡にはいたりません。滅亡の前に社会的破綻が来るわけです。すでにそのほころびは出始めていて、その例は年金の慢性的な赤字、GDPを遙かに越える財政赤字などです。これらは寿命の伸びは頭打ちになり、若い世代はどんどん増えるという予測の元に立てた政策が元になっています。
医学の衰退こそがこの状況を打破できる考えています。しかしそれも現状から判断するにはまず有り得ないことなので、男らしさ女らしさの幻想を捨て去ることが現実に選択されるべきだと思います。
 
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