法曹・官憲・役人こそ、社会閉塞の黒幕
273292 東京大学法学部の人気が凋落 入試は倍率低下、東大内部でも敬遠
 
チーズカレー 13/02/24 PM10 【印刷用へ
ネットのニュースで意識潮流を探る上で興味深い記事を見つけた。

:::以下引用:::

■東京大学法学部の人気が凋落 入試は倍率低下、東大内部でも敬遠
J-CASTニュースリンクより

▼東大の「看板学部」法学部だが…

日本の文系の最高峰、東京大学法学部の人気が凋落している。
ひとつは、法学部進学を前提に入学している文科一類(文一)からの進学希望者が減っていて、12年の進学振り分けでは「定員割れ」した。東大内部での法学部人気が下がっているのだ。
さらに、13年度入試では、文一の倍率が3倍を切り、13年ぶりにセンター試験での「足きり」が実施されなかった。

受験生にも、東大生にも敬遠されるようになったのは一体なぜなのか。

:::中略:::

▼法学部は「割に合わない」?
「いろんなことをやりたくて」———今年春から教養学部(後期課程)に進学することを決めた文一の2年生はこう話す。
法学部だと法律一辺倒になってしまうが、もっと幅広く勉強や課外活動をしたいと思ったという。同じような考えを抱き、経済学部に進む学生もいる。東大法学部のカリキュラムが厳しいことは有名で、試験対策用の「講義録」が1科目で200ページから300ページにわたることもある。

もちろん、こうした背景には、就職事情も絡んでいる。これまで東大法学部の卒業後の進路としては、官僚や法曹が「花形」だった。ところが、法曹になるためにはロースクールに行かなければならず、合格後も就職難といわれる。国家公務員は給料が安い上、メディアでは「官僚批判」が続く。

そこで民間企業への就職を考えたとき、法学部の膨大なカリキュラムをこなすのは「割に合わない」というのだ。教養学部(後期課程)や経済学部であれば、就職活動で足を引っ張ることはない。むしろ自由な時間が増える分、課外活動に時間をさくことができ、就職戦線での評価が高まる可能性もある。

大学受験に詳しいベネッセの「高等教育研究所」大学進学アナリスト・村山和生氏も、文一入学志願者減の背景に、センター試験が難しくなって、「受け控え」傾向が出てきたのに加えて、ここ2〜3年続く法学そのものの不人気を指摘した。やはり難易度が高い割には司法試験制度改革のあおりで将来に不安があり、「お得感が下がっている」ためだという。ただ「法学という学問の価値自体が下がったわけではない。こういう時ほど学問内容を見定めて、希望するのなら進学して欲しい」と話していた。

:::引用終わり:::

記事では「司法試験制度改革による将来不安」と「お得感の低下」が原因でとまとめているが、3.11以降、試験エリートの無能さ、特に法曹や官僚の暴走する姿が露呈した現在では「最高学府の看板学部」も人気が凋落するのは明らかである。

さらに言えば、私権が終焉し、共認収束の大潮流の流れは止められない。
私権・職能獲得では社会的期待に応えたいという欠乏を満たすことができないことを若い学生達が直観してのことではないだろうか。

【参考】学生に与う3 新しい活力源=周りの期待に応える充足(270306
>つまり、社会の表層での統合者たちの暴走を尻目に、人々は最も深い潜在思念の地平で私権充足から共認充足へと収束先の大転換を遂げてきたのである。
>この共認収束の潮流は、今後100年は続く大潮流であり、現在も私権から共認への大転換は進行中である。そして、その途上の’11年、3.11と統合者たちの暴走を契機として、この大潮流は遂に「自分たちの手で作り出せる能力」あるいは「自分の頭で答えを出せる能力」への期待、云わば自給期待の潮流を顕在化させた。これらの潮流が指し示す次の社会は、おそらく「自分たちで作ってゆく」共同体社会となるだろう。
 
  List
  この記事は 270306 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_273292
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp