歴史
273011 『古事記とアトランティス王国の真実・黎明編』朝比奈 宏幸著
「世界中に広がっている古代宗教は、縄文思想が原点と考えられ、特に古代エジプトから続いた旧約聖書はアイヌ神話の日本列島への移動記録が元だった。」
 
朝比奈 宏幸 HP ( 60 大阪 自営業 ) 13/02/13 PM04 【印刷用へ
 現在、世界中で信仰されている多くの宗教には、無数の教義が存在している。そして其処に描かれている宗教の創世記の全体像は混沌とした世界観であり、特に古代エジプトの教え等は、俗人には全く意味や主張も判らない不思議な世界が描かれていた。しかし本編で行った様に縄文時代に形成された宗教思想を紐解くと、多くの宗教に取り入れられた内容が判り、普遍の教義として各宗派の根本理念が古事記と同じく存在する事が判明した。

 古代エジプトや旧約聖書、更には古代ギリシャ神話等の創世記の記述には、よく似た文言が並べられており、人類の発生前の状況はカオスや混沌とした世界と述べられていた。特に古代エジプト神話で語られていた文脈は意味も判らず、後から暗闇が現れたり、現代では火の鳥と形容された物体が暗闇の中から現れ、永遠の命をもつ存在として描かれていた。

 此の様な古代神話に描かれた状況とそっくりな物語が日本神話にも残されており、其れがアイヌ神話や古事記だった。そして特にアイヌ神話が最古の伝承と考えられたが、其の元になる伝承内容は、古代縄文人達の未曾有の大災害を克服して生き抜いた生の喜びと日本列島発見の歴史を代々伝承していたと考えられた。そして此の仮説はアイヌ神話の創世記の伝承は明治33年、J・バチュラー著:【アイヌ人乃其説話】で語られていたアイヌ伝承を基に考察を行った。

 此の資料はアイヌ神話をアイヌ人の語り部から日本人が翻訳した物で、明治時代の文体であり、意味がわからない部分もあった。其処で小生の仮説を交えて考察すると、約1万6500年前頃、当時は世界最先端だった土器と鏃を携えて、日本列島に来ていた縄文人達の祖国はグリーンランドや北極海周辺に住んでいたと考えられた。(彼等の記録は古代ギリシャで語られていた極北人と考えられ、縄文人がギリシャ人に祖国の事を教えた。そして彼等は世界で最初に定住化を可能にした民族集団だった。:本文参照)

 古代ギリシャの極北人の記録では、当時は、北極がカナダにあり、グリーンランド辺りは日本の北海道の様な気候で老若男女が等しく食料を分け合い幸福に暮らしていた。しかし1万2千年前、北極点が急にカナダ地方から北極海に移ってしまった為、北極海は極寒の地に変貌してしまい、1年を通じて白夜になり、夜も無い白一色の銀世界に変わってしまった。しかし彼等は最悪の事態に為すすべも無く、理由も判らず、彼等の恐怖と戸惑い、絶望感は察して余りあるが、此の地で彼等は苛酷な環境に適応して、生き抜いたのだ。其れは部厚い氷の平原でも、其の部厚い氷の下には多くの魚介類や鯨等の食料が在る事を知っていた人々は、食料を確保しながら、海沿いから南下して、日本列島に辿り着いた時の記録と思えた。

 そして南下と共に起きた気象環境の大変化は、一年中、氷と雪だけで白一色だった世界が真っ黒な夜が出現し始めて、やがて満天の大空には無数の星が現れ、其の中には特別に際立った存在として、天の川が天井一杯に広がる鳥の様に羽を広げた未知なる物体が現れたと思えた。そして彼等が部厚い氷が張っていたオホーツク海から海伝いに日本列島に辿り着き、居居住に適した湿地帯を見つけた時の喜びから、其の時、川辺を飛んでいた
鳥さえも神の使いとして重要視した程だった。

 しかし古代エジプトに此の神話が伝わった時には、もう状況も判らなくなる程、歳月が経った為か、彼等は此の神話を人類発生の神話として理解した様で、神話で蓮の花の中に太陽の子が生まれたとか、アヒルやガチョウの様な鳥の卵から人が生まれたとか、カエルの様な両生類から生まれたとか、諸説が語られており、物語の内容の変節と共に初期の宗教思想が生まれたと考えれた。此の古代エジプトの神話の内容が旧約聖書に取り入れられ、天地創造として、神が1週間で人類を含めた総ての世界を造り上げたとされた。

 更にアイヌ神話の続きには、世界で最初の環境破壊が起きた状況を語っていた。つまり居住地の生活状況が悪化した過程として、人口の増加や各種設備の乱立等が原因と考えられ、様々な悪鬼や飲料水の汚水化、病気の蔓延が起きた為、住めなく為ったと伝えられていた。しかし此の状況を古代エジプトの記録では、大きく災害の概念が変化しており、最初に出来た物は人類が持つ悪い感情の嫉妬やねたみ、怒りの3種類が出てきたと精神的なものに変化していた。

 そして此の様な生活環境の悪化の原因とされたのは、居住地の開拓の為に多くの道具を使ったが、工事が終了した時に、それらの道具を打ち捨てた事が原因で此の様な災害が起きたと縄文人達は考えた。此の思想は現代まで伝わっており、九十九神の教えと為り、道具等を大切にせず、粗雑に扱うと災いを為すとされている。そして此の教えがヨーロッパにもたらされて、旧約聖書によって、最初は有用で良い神だったが、後で堕落して嫉妬やねたみ、怒り等の悪感情を人々にもたらし在る者は、悪鬼や悪水、様々な病を生じさせる悪魔と呼ばれ、地獄に住んでいるとされた。此の様に縄文思想は現地の状況に合わせて変化していたが、本質は変化する事も無く、面々と継承民族に受け伝えられていた。

 同様に人類の発生を述べたエデンの園の神話も、従来の見方とは違い、神々とされた縄文人達がヨーロッパ地域から他の地域へと移動してしまった為、縄文人の祖先神で守り神とされた神々が守る対象は自分達では無いと考えた人々は縄文人の祖先神よりも上位だった最高神を信仰の対象に変更したと思えた。そしてアダムとイブの関係は、後世に出来た男尊女卑の思想と共に主体が変化したと考えられ、実際、神話体系の中では、イブが主体でアダムの存在は全く示されていなかった。

 つまり世界各地で信仰されていた大地母神の女神の様に更なる古代神として最高神が女神だった時代があり、其の後、古代神として忘れられた存在となったと考えられた。そして此の神話で一方の主役だった蛇を象徴するものとしてアトランティス王国が考えられた。つまり最初は尊敬の対象だった蛇は、イブを陥れたとされたが、大洪水で壊滅したアトランティス王国が神から見放されたのは、其処に住む人々の堕落が原因とされ、其の王国の守り神だった女神が神通力が無くなり、エデンの園から避難せざる追えなかった様に、蛇を象徴したアトランティス王国も2度と尊敬の対象となる事も無く、神々から見放された呪われた存在になったと言う。

発行元:ブックコム、ホームエージ:リンク


 

 

 
 
 
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