生物の起源と歴史
272897 二つのエネルギー生成系で見る生命の仕組みA:解糖系は冷やすと活性化し、ミトコンドリア系は温めると活性化する
 
萱間直 ( 24 大阪 会社員 ) 13/02/09 PM00 【印刷用へ
272896の続きです。

二つのエネルギー生成系が活性化する条件は、全く異なります。

●解糖系が働く条件:「低温」「低酸素」

無酸素でエネルギーを生成する解糖系に最も適した温度は32〜33度です。
だから、男性の精子(陰嚢)は冷やすために外についています。昔から若者を裸にして冷やす(水をぶっかける)祭りが日本各地にあるのは、子孫繁栄を願ってのことです。
また、100メートル走のような無酸素運動では、瞬発力とスピードを出すために呼吸を止め酸素を遮断し、血液の流れを最低にして体温を下げます。


●ミトコンドリア系が働く条件:「高温」「酸素」「太陽光(紫外線)」「放射線」

酸素を使ってエネルギーを生成するミトコンドリア系は、37℃以上の高温で働きます。

また、ミトコンドリアがエネルギーを生産する際、食物などから水素を取り出し、その水素をプロトン(水素イオン)と電子に分解する過程がありますが(電子伝達系)、この過程において「太陽光(紫外線)」と「微量放射線」が必要になります。


●日本人は紫外線をほどよく浴びないと健康維持できない民族

「紫外線」はミトコンドリアのエネルギー生産には欠かせないものですが、アメリカの学問が入ってきてからは害ばかり言われるようになりました。
しかし、アメリカでは、寒冷地に適応した白人がインディアンを追い出して紫外線の強い場所に来たから問題になったのです。こうした歴史的背景を忘れて、日本人の皮膚科の先生もみんな紫外線の害ばかり言うようになってしまいました。
しかし黄色人種は、ほどよく紫外線を浴びないと健康維持できない民族ですし、黒人やインド人がイギリスに行ったりすると、骨粗鬆症になったりと害が出てきます。
その土地で生きた人達には必要な紫外線があり、健康維持には欠かせないのです。


●野菜に含まれる「カリウム40」が、エネルギー生産に必要な「微量放射線」を放出する

同じくミトコンドリアのエネルギー生産に必要な「微量放射線」は、野菜や果物に含まれる、カリウム40(カリウムの同素体)が放出しています。また、カリウム40は崩壊するとカルシウムになるので、野菜を十分に摂るとカルシウムも補給されます。野菜を摂取する意味は、ここにもあります。

以上のように、ミトコンドリアがエネルギーを生産するには酸素・太陽光・微量放射線などが必要であり、「食事だけが栄養の全てではない」ことが分かります。


【参考】
『西村一朗の地域居住談義住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義「エネルギー生成系で知る病気の成り立ち」(安保 徹)より』 リンク
『健康生活宣言Vol.9 [特集]生き方と食べ方』リンク
 
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272924 二つのエネルギー生成系で見る生命の仕組みB:「生殖」とは、20億年前の「解糖系の古細菌(→精子)」と「ミトコンドリア生命体(→卵子)」の合体のやり直し!? 萱間直 13/02/10 AM01

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