健康と食と医
271466 Life Journal vol.5【不快な症状も体の声〜病気が治っていく過程で生じる治癒反応】
 
本田友人 ( 27 千葉 会社員 ) 12/12/20 PM01 【印刷用へ
必ず役立つくらしの知恵袋、Life Journal。
今日のL.J.のテーマは、『痛みや発熱などの不快な症状が起こる仕組み・意味』についてです。

痛みや発熱といった不快な症状が起こると、症状を治そうと直に薬に頼ったりしていませんか。
不快な症状とは、病気が治っていく過程で生じる治癒反応であり、決して悪いものではないのです。
つまり、不快な症状の本体は、体が病気を治そうとしている反応なのです。この症状を経て体は健康を取り戻していきます。

病気に伴って現れるさまざまな不快な症状は「今、治しているよ」という体からのメッセージです。その声をしっかり聴き取れるようになると、体がどんな養生を望んでいるのかもわかり、病気を治せるようになります。
体の声を聴き、正しい対処が出来るようになるために、それらがなぜ起こるのかを学んでいきましょう。

今回は、代表的な不快な症状を3つ取り上げてみていきましょう。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

1.「痛み・腫れ」の声=「今、壊れた部分を治している」

痛みや腫れは傷ついた組織を修復するときに必要不可欠なステップです。病気の多くは、交感神経の緊張状態で発症します。交感神経が緊張すると、血管は絞られ血流が悪くなるとともに、顆粒球がふえて活性酸素による組織破壊が起こります。(リンク)病気を治すためには、これとは逆のプロセスをたどる必要があります。

すなわち、副交感神経が優位になって血管を開き、血流をふやして傷ついた組織を修復するのです。この修復作業のときに働くのは、プロスタグランジンというホルモン様物質です。プロスタグランジンには、@血管を開く、A痛みを起こす、B発熱させるという3つの働きがあります。私たちが不快と感じる痛みや発熱、患部の腫れといった症状は、プロスタグランジンの作用で血流がふえ、組織を修復する際に生じるものです。

最も分かり易い例が「しもやけ」です。寒さで血流が悪くなり組織が破壊されると、体はそこに血液を送り込んで修復します。プロスタグランジンが産生され、血管を拡張して血流をふやした結果、患部が赤く腫れ、痛がゆくなるのです。これは組織を修復しているときに起こる症状です。

「関節リウマチ」も関節に炎症が起こって、体のあちこちの関節が腫れたり、痛くなったりします。これは関節内の異常になった自己細胞をリンパ球が処理し、傷ついた組織を修復するときに現れる症状です。

血流障害を解消するとき、破壊された組織を修復するときなど、体は血管を拡張し、血流をふやし炎症を起こして対応します。病気の種類が違っても、治癒反応は同じ過程をたどります。

痛みや腫れ、炎症があるときは「今、壊れた部分を治している」と受け止めてください。


2.「発熱」の声=「今、リンパ球が闘っている」

発熱は、究極の自然治癒力ということができます。体内に侵入してきたウィルスなどの微生物を排除するとき、壊れた組織を修復する時には、体の代謝(体内での利用と排出)を高める必要があります。代謝を上げるには、発熱のエネルギーが必要なのです。

わかりやすい例は、カゼによる発熱です。リンパ球が活性化するためには熱が必要で、だいたい37〜38℃に体温が上がったときに、最も攻撃力が強くなります。そこで体内にウィルスの侵入を認めると、発熱を起こす物質が次々に放出されて臨戦態勢を整えるのです。カゼで熱が高いときは、「今、リンパ球が闘っている」と理解し、解熱剤で下げないようにしましょう。水分をじゅうぶんにとって休んでいれば治ります。


3.「かゆみ」の声=「体が毒を排出したがっている」

体がかゆみを生じさせる目的は、体内の毒物を排泄することにあります。

体内に抗原が入ってくると、体はIgE抗体(免疫グロブリンE)という抗体を作り、抗原を無毒化しようとします。アレルギー反応はこの抗原と抗体、そしてもう一つ、マスト細胞(肥満細胞)が関わって起こります。

IgEはマスト細胞の表面にあり、侵入してきた抗原と結びつきます。その刺激でマスト細胞の細胞膜が壊れ、細胞内からヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症物質が周囲に放出されます。ビスタミンは炎症を起こして皮膚を赤く腫れさせたり、かゆみを起こしたりします。この一連の反応は血流をふやして、抗原を洗い流すため生じるものです。

皮膚は排泄器官の1つです。体が拒絶したものはここから排泄しようとします。この場合、アレルギー反応のように形のあるものだけでなく、心にたまった毒も皮膚から排泄しようとします。これは、「いやなもの反射」が皮膚に起こった場合です。

自分の大嫌いなものに出くわした時、体中にかゆみが走ることがありますよね。

かゆみや湿疹が出たときは「体が毒を出したがっている」と思ってください。かゆみを解消するには、体を温めて血行を促し、体の毒出し作業を応援することが大切です。


この様に、不快な症状が起こるのは悪いものではなく、体を健康に戻す為の治癒反応と認識出来れば、「つらいから・・・」と薬に頼り治癒反応を抑えるようなことはしなくなりますよね。

治癒反応を抑えてしまう薬は、自然の警告システムを働かなくし、危険な行為(病気の根本原因である誤った生活習慣)を続けるように仕向けてしまうものです。(全てでは無いですが)

体の声を聴き、不快な症状とも向き合い「今、治しているんだ」と認識し、正しい対処をしていきましょう♪

参考:『病気を治す「体の声」の聴き方(安保徹)』
   死因の第一位は「医師による治療」!?〜薬の発明はこの世の最大の悲劇である〜(リンク

■バックナンバー
・vol.4【免疫力の暴走が病気を引きこす!!A−のんびりしすぎがもたらす5つの害】(リンク
 
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