共同体社会の実現
271060 これからの企業・人材に求められる能力は?   
 
岩井裕介 ( 41 山口 再開発プランナー ) 12/12/04 AM10 【印刷用へ
・市場拡大期(高度経済成長期)の企業における人材育成は主に、質の高い勤勉な労働者を育成する訓練、およびそれらの管理者教育が中心であった。(この時代の人材研修は武力時代の兵と将の教育方式を下敷きにしている。実際にアメリカの軍隊で開発された人材教育手法も多く輸入された)
・1970年以降、市場縮小の時代に入ると、求められる能力も変化する。本質的には付加価値・新しい価値を生む創造的な能力、事業的・経営的視点を持った人材が求められるようになった。しかし実際には、実体経済から金融経済への移行等、産業界の迷走によってその方向性は混迷、個々人は職能的スキルへ目先収束してゆく傾向が強くなる。
・現在は大きな時代の転換期。各企業とも人材育成の重要性を認識しながらも、求められる能力と育成方法が定まらず、またその余力をなかなか生み出せずにいるのが現状か。一部の企業では、自主活動等を通じて、成員の能力の基礎となる「活力」を生み出すための試行錯誤が続いている。

■これからの企業・人材に求められる能力は?
これから求められる能力を考える上で前提となるのは、「私権から共認へ時代は大きく転換している」という認識。この共認収束の大潮流は今後数十年続く。
共認の時代に求められる能力は、根本的には「みんな発の共認形成力(共認統合力)」と言える。
「自分発からみんな発への意識の転換」=「みんな発の充足性・肯定性」が能力を規定する根幹であり(「自分発」の心のありようではどんな能力も受け入れられない、役に立たない、成果が出ない、使い物にならない)、これを土台に皆を導き皆の活力を引き出す「共認形成力」こそが統合力であり制覇力となる。
(従来の人材育成の発想、例えば個々人のスキルアップをどうするかという発想では本質は見えてこない。またアメとムチで動機づけるやり方も全く通用しないだろう。これらは全て私権時代の発想、方法論に過ぎない)

※参考:私権時代に求められた能力と、共認時代に求められる能力 リンク 
※参考:闘争能力の基盤は、みんな発の充足性と肯定視 リンク

★「共認形成力」とは何か? 文字通り皆の共認を形成する力だがその具体的な中身は、、、先の状況を見通す能力、本質を掴む能力、皆がスッキリできる答えを出す能力、論理的に伝える能力、相手のやる気を引き出す能力、相手を巻き込む能力、人間関係で充足を与える能力、場に充足を生み出す能力、その前提となる相手の期待を掴む同化能力、、、、様々な言い方ができるが突き詰めると、「認識力」と「充足力」ではないかと思う。

■認識力
時代はかつてなかったような大転換期。これほどの大転換期には何が起こるか分からない。したがって重要なのは「いかに状況が変化しても答えを出せる柔軟な認識力」であり、これから生き残る企業の条件となる。
経営者、部門リーダーに最も期待される能力であると同時に、(経営者・リーダーでなくとも)社員ひとりひとりに求められる能力となってきている。認識力の獲得=人材の成長とも言える。現業においても、対象(顧客や競合)を掴んだ上で企画・提案→共認形成ができるか否かが成果に直結する。これは、当然ながら狭い職能(専門知識、専門技能)とは次元の異なる力=職能を超えた幅広い能力の育成という課題である。

※参考:これから生き残る企業に求められる能力は? リンク 
※参考:いま、社会の基底部で何が起きているのか リンク 

■充足力
企業にとって推進力となるのは認識力だけではなく、もうひとつ欠かせないのが、その認識力を生み出す母胎となる「充足空間」とそれを生み出す「充足力」である。共認の時代において、共認充足が全ての活力の源泉である。この共認充足は深い安心感や一体感や喜びから生じるが、ここでも「みんな発の充足性・肯定性」が土台となる。ここは女性が最も得意とする領域、「女子力」「女性の活用」「女性が元気な企業が強い」etc 企業における女性の役割が注目されてきているが、その本質は「充足力」であり、充足空間によって成員の活力をいかに引き出せるかという点にある。

※参考:今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる リンク 
※参考:共同体の母胎は女性が生み出す充足空間 リンク

★みんな発の共認形成力=認識力(最先端)+充足力(最基底)。この両輪こそがこれからの企業に求められる能力である。
★これからは「総力戦」の時代。企業の戦力とは、成員の共認形成力=認識力+充足力の総体である。

■自分たちの生きる場を自分たちで創ってゆく能力
私権から共認への大転換」にともなって、人々の最大の活力源は「周りの期待に応える充足=共認充足」へと転換している。より多くのorより深く周りの期待に応えて充足したいという欠乏が、認識力の獲得、充足力の獲得への原動力となり、その先には、「自分たちの手で作り出せる能力」「自分たちの頭で答えを出せる能力」へと上昇してゆく可能性を秘めている。この潮流は企業自身の体制変革、「自分たちの生きる場を自分たちで創ってゆく=共同体企業の構築」につながってゆくだろう。
 
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前夜の意識状況1 答えがないので、課題捨象
前夜の意識状況2 課題を捨象して充足収束=充足基調
前夜の意識状況3 無用となった感応観念(価値観念や規範観念)
観念捨象の実践模索では足りない=観念を必要とする地平
構造認識の現況1 否定意識や自我観念から脱却できない近代人=現代人
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構造認識の現況3 既成観念の全的否定
思考次元1 潜在思念の実践思考
思考次元2 否定意識の倒錯思考
思考次元3 本能⇒共認⇒観念の超越思考(構造認識)
全てのネックは「答えを出せない」という一点にある
現代意識潮流と戦略ターゲット
必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!
不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換
観念パラダイムの逆転1 現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ
観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
観念パラダイムの逆転3 現実とは、人々の意識である
観念パラダイムの逆転5 現実、その下部意識と上部意識
観念パラダイムの逆転6 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
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新パラダイムの点検3 可能性or不全の源を対象化し続ける源泉
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