市場の支配構造
26851 「人殺しは、いけない事?」
 
hiro ( 23 つくば研究学園都市 学生 ) 02/03/18 AM02 【印刷用へ
かなり際どい発言であるが、もちろん自分の発言ではない。この発言はある殺人事件の犯人である少年が洩らした発言である。殆どの人がこの種の発言に嫌悪感をいだくであろうし、今の時代おおっぴらに賛成出来るはずもない。
 しかし「人を殺してはいけない」とは、人間が創り出した社会的強制である。では「なぜ人は人を殺すのであろうか?」自分はその答えが「生物の掟」であり、唯一の真実ではないかと考える。

 人間はあらゆる自然界の法則、生命の神秘を知ってきた。そして、弱肉強食・食物連鎖等の厳しくも整然とした掟が自然界に存在し、それが生物の生態系を支配している事も知っている。しかし、多くの人間は自分達が生態系の頂点に位置しその他の生物へ絶大な影響力を与えている支配者・あるいは生態系に属していない神の様な存在だと錯覚してはいないだろうか?確かに人間界で生活する多くの人にとって、その他の生物を意識する機会は殆ど絶無であり、生態系を意識する事など無いのが実情であると言えるが、人間も生物であり紛れもなく「生物の掟」に組み込まれているのである。
 生態ピラミッドの頂点に立つ生物(ライオン・トラ等)は数が少なく、寿命が短い等のバランスをもって生態系を維持している。しかし、人間は医療技術を進化させ寿命を延ばし、人口を増やし続けている。加えて技術的進歩は他の生物の追随を許さず、人間を脅かす存在が見当たらない。
 では「生物の掟」とは何か?それが殺人・戦争等の人間特有の自虐行為(人間が人間を殺す事で数を調節する)であり、これを可能にする為に人間は知能を得たのである。これらの行為は他の生物には殆ど見られず、あったとしても種の危機を招く様なものではない。掟における人間の知能は、くだらない欲で人を殺せる自我を生み、医学等の技術進化に比例し、核・生物兵器による大量殺りくの危険も増す皮肉を生じさせている。

 つまり、「生物の掟」においての「人殺し・戦争」は、生態系バランスを保つ「善」であり、類稀な知能と引き換えに授かった避けようが無い物なのである。

 堅い文章になってしまいましたが、感想を書いて下されば幸いです。
 
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27123 同類を殺す摂理などありはしない 石野潤 02/03/20 PM11
27045 Re「人殺しは、いけない事?」 匿名希望 02/03/20 AM11

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