心の本体=共認機能の形成過程
2662 自我の源泉は、共認の部分否定にある
 
四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 01/04/03 AM03 【印刷用へ
真猿が仲間の期待(課題や役割)に応えようとする際(雌が首雄の期待に応えようとする際も同じですが)、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、応合行動をとっています。この充足イメージの大部分は過去の体験記憶を元にしていますが、その記憶には自分の体験だけでなく、仲間たちの体験も含まれています。更に一部は願望=幻想です。とりわけ、−捨象・+収束のドーパミン回路によって描かれた評価の充足イメージは、幻想性が強くなります。

従って、自分で頭の中に描いた期待や評価の充足イメージと、現実に周りから与えられる期待や評価(それらは、周り=仲間によって共認されています)との間には、ギャップが生じます。しかし、ギャップが生じるからと云って、必ずしも自我が生じる訳ではありません。同じドーパミン回路を使って充足イメージで+統合し、その実現に向けて努力すれば良い結果につながります(その場合、自我は生じません)。

問題は、周りから与えられた期待や評価を(頭の中の充足イメージとの対立から)不満視or否定視した場合です。その時はじめて評価(≒共認)捨象・自己陶酔の自我(回路)が形成されます。とは云え、彼は皆の評価共認の全てを否定→捨象している訳ではなく、むしろ自分(と特定の否定対象)に対する評価以外の、大多数の仲間たちに対する評価は自分も共認しています。ただ、自分(と特定の相手)に対する評価だけは認めたくないので、捨象して頭の中の+幻想イメージへと収束する訳です。
概ねは共認しながら自分に対する評価だけは捨象するというのは、何とも都合の良い身勝手な回路ですが、この様に自分だけを特別化→絶対化しようとする意識であるからこそ、後に、人類によってそれは「自我」と呼ばれるようになったのでしょう。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_2662
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
成功を導く確かな理論〜共同体類グループの事例26上司と部下の関係が上手く行く秘訣は「組織の中で形成される充足空間」にある〜 「これからは探求の時代」 12/12/27 AM00
253105 充足イメージで良い結果を 高津彩加 11/06/16 PM09
251783 「大変」は大きく変わるチャンス☆ SHOW 11/05/21 PM10
250599 「自我」は意識が「自分にしか向いていない」ということ 三池晴与 11/04/30 PM05
249204 周りから与えられる期待や評価との『ギャップ』も実現回路を太くするチャンス funikura arch 11/04/10 PM09
245955 仲間からの期待や課題を通して,可能性に貪欲になることが大事 たっぴ 11/02/19 AM03
245879 初めて図解化をして 高橋崇雄 11/02/17 PM10
227225 成功体験の吸収を阻害するもの 大脇正嗣 10/02/26 PM05
211719 充足イメージは如何にして実現されてゆくか? 大森義也 09/07/28 PM08
198739 サロンで自己否定の連鎖からの脱出法が聞けました。 眼鏡人 09/01/31 PM11
198736 【図解】自我の源泉は、共認の部分否定にある 澤根和治 09/01/31 PM10
198734 感情的になった時、自我ではなく、共認に向かうには? ゆずりょくちゃ 09/01/31 PM10
195276 自分に対する評価は相手が決める事 和田哲郎 08/12/20 AM03
195269 素直は最高の知性 シティボーイ 08/12/20 AM00
191835 実現に向けて必要になる充足イメージでの+統合の必要性 Rivet16 08/11/09 PM04
191781 実現に向かうか自我生起に向かうか、その分かれ目は何? ばきちょこ 08/11/08 PM10
189599 共認機能成立の充足イーメージについて STP 08/10/13 PM04
186007 【幹図解】自我の源泉は共認の部分否定にある 嶺山志保 08/09/18 PM09
163547 ≪自分≫を温存しているから、相手に踏み込めない 樫村志穂美 07/10/16 AM02
144018 この過程の繰り返しこそが、『成長』のサイクル 吉川功祐 07/02/03 AM01
142581 みんなの成功体験と、自分の努力で、2馬力☆!! 河野梨恵 07/01/17 PM05
142024 不確実な状況で最も活性化するドーパミン細胞 橋口健一 07/01/11 PM07
142023 まずはありのままの評価を受け入れ、背後にあるみんなの期待(圧力)を注視すること 三浦弘之 07/01/11 PM07
142017 素直に充足に向かえる人は、周りの評価を素直に受け入れられる人 三浦弘之 07/01/11 PM06
141990 規範の再生が集団統合していく上で、重要なポイントの一つ 塩貝弘一郎 07/01/11 AM02
141972 評価を「評価」する矛盾 米澤祐介 07/01/10 PM10
141947 壁の先には充足が待っている☆ チーズケーキ 07/01/10 PM06
141350 「自我」というものがわかって・・・ 303 06/12/30 PM05
139735 【ギャップ対応】 倉橋利弘 06/12/09 PM11
139528 充足イメージ(応合イメージ)の作り方。 チウエ* 06/12/07 PM10
139480 ギャップの生起は必然であり必要なもの! 江岸元 06/12/07 AM11
124866 「依存症」ははちきれそうな自我の裏返し 渡邊かお里 06/07/05 AM04
119234 今や、私的共認の場こそが自我の温床。 福田尚正 06/06/08 PM10
119226 自我のコントロール 米澤祐介 06/06/08 PM10
118914 分かれ目 鈴木康夫 06/06/07 PM01
112666 幼少期のうちから、もっと真っ当な評価と役割を。 Svengali 06/05/10 PM06
112566 自分の頭の中で描いた期待と、周りから与えられる期待 ゆずの素 06/05/10 AM03
110466 充足イメージ=現実直視 鈴木邦彦 06/04/28 AM00
109794 否定視を伴う自我回路は、認識機能上の欠陥か? 福田尚正 06/04/24 PM11
108220 男と女の自我はどう違うの? 澤根和治 06/03/28 PM11
98201 マイナス評価を注視せよ ゲン 05/09/30 PM02
95964 共認機能の再生 酒井俊弘 05/08/13 PM10
94673 変われないのはなんでだろう 西知子 05/07/17 AM00
93245 共認充足に応える 志水満 05/06/23 PM11
93231 自我回路は+幻想回路 雪竹恭一 05/06/23 PM10
猿から学ぶ 「京男達の『なんで屋』道中記」 05/06/06 PM07
90121 自我回路 井上翠 05/05/06 AM01
89018 充足イメージのトレーニング 岡本誠 05/04/17 AM01
89001 充足イメージと応合活力 森政子 05/04/16 PM11
88738 評価のギャップは活力源! 田野健 05/04/12 PM10
振り返り 「あったかい場所」 05/04/04 AM00
84161 自我の形成についての疑問 匿名希望 05/01/18 AM00
82736 自己防衛の自我 宇津義和 04/12/17 PM11
82445 同一視あっての期待と応合 矢野悟 04/12/12 PM04
81855 自我回路はいつ形成されたのか? 澤根和治 04/11/29 PM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
お金〜ことわざより〜
市場と国家の共犯関係
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
潮流5:失われた40年
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
市場の起源、原資拡大の方法、その真実の姿
金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3
現実に社会を動かしてきた中核勢力
統合階級の暴走で失われた40年
米国債デフォルト:金融勢力の狙いは旧紙幣の廃棄
国債暴落後の世界経済はどうなる?
経済破局の下で秩序は維持できるのか?
国家紙幣によるゼロ成長の経済運営
学者・官僚・マスコミは、骨の髄まで金貸しの手先である
劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった
バブルとバブル崩壊〜金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢
40年の長期戦略を持ってEU統合と世界の多極化を進めてきた欧州貴族
闇の勢力争いの現状分析〜闇の支配勢力研究家の諸説をどう読むか。
「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する!
アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か
金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ
マネー経済の急拡大
マネー経済拡大の原因 Aグローバリゼーション
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
世界中を巨大市場化していく諜報機関
ロックフェラーVSロスチャイルド 2大企業群
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何?(2)
「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
9・11テロはアメリカの自作自演という世界世論
FRBは、アメリカ闇の勢力の中核部

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp