共認運動をどう実現してゆくか?
2660 情報の抽象化
 
渡邊真也 ( 23 神奈川 学生 ) 01/04/03 AM02 【印刷用へ
 私は皆が喜んでいる姿をみるのがとても好きです。だからよく飲み会や旅行を自ら計画し、皆を連れて行ったりします。いわゆる幹事をする事が多いのです。飲み会は今まで数え切れぬほど企画しましたし、この間も、大学の仲間を連れて21人でスキーに行ったりもしました。大きな企画になると準備はもう大変ですが当日の皆の笑顔、そして終わった後の満足感を味わってしまうとその苦労は吹っ飛び、バカなものでまた懲りずに次の企画を考えていたりします。 ちなみに私のモットーは「全員参加」です。
 今までの経験から言って幹事の仕事で最も大変なのは日程を決める事です。日程さえ決まってしまえば幹事の仕事など半分以上終わったも同然です。全員参加をモットーとしている私はできるだけ沢山の人に来てもらいたいのでいちいち皆に意見を聞いて最も参加人数の多い日に決定します。そこで幹事の実力が試されるのですが、重要なのは「連絡の手段」です。

普通の幹事さんでしたらそこで連絡網をつくって内容をまわすはずです。しかし私はそれではダメだと思います。経験からですが、連絡網でまわしただけの企画はドタキャンが多かったりで参加人数が減り、必ず失敗します。 やはり連絡網は駄目なのです。それは皆を信頼していないと言うわけではありません。ただ連絡網では幹事である私と各人の間に何人か人を通すわけです。人により解釈は違いますし、例え同じことを伝えていたしてもその情報のリアリティまでもが正確に伝わることは稀です。
そこで私はできるだけ私自身がいちいち各人と連絡をとるようにしていす。とても面倒ではありますがその方が一人一人にどのような企画なか、幹事は誰なのか、そしてどれだけの熱意をもって企画しているのかが正に伝わります。その際、できるだけ電話ではなく直接会って話をすること留意しています。それは同じ場、同じ時間のなかで面と向かって話す事によって電波では伝わらないもっとリアルなものが確実に伝わるからです。

 遠い昔、人は自分の意思を伝えるために「言葉」という抽象媒体を発明
しました。それによって情報をよりリアルに伝える事に成功しました。こ
れが情報化の起源だと考えられます。それから長い年月が過ぎ、現在では
世界化が進みネットによって地球が1まわりも2まわりも小さくなりまし
た。情報媒体は多様化しますます抽象化していく一方です。情報ガ溢れて
いるが故に、その大半にはリアリティも感じられなく、いかがわしいもの
ばかりです。 これから生まれてくる子供達にはリアリティのある本当に
必要な情報とそうでないものの分別さえもつけることができなくなるでし
ょう。なぜなら自己表現さえもままならない子供達に情報のリアリティな
どわかるはずがないからです。今後はこのような子供達には正しい情報の
伝え方を教えてあげることも必要です。そしてこれからの社会統合を考え
る上では「時と場合に応じた情報伝達媒体の選択」が最も重要な事柄にな
ると考えられます。
 
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自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
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自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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