’70年貧困の消滅と私権の衰弱
264384 金貸し勢力の弱点と自滅の構造
 
縄文男児 ( 60代 経営 ) 12/05/20 AM02 【印刷用へ
彼らの最大の弱点は、数万人に1人の極少数しかいないという点にある。
これまでは、極少数でも、豊かさの実現という目的の下に大衆を収束させ統合することができた。
しかし、豊かさが実現されると、大衆は豊かさや私権の追求に代る目的をもとめて、根源回帰してゆく。そうなると、私権の追求を身上とする金貸しや悪徳エリートは、もはや、大衆を統合することができなくなってゆく。
また、豊かさが実現されると、市場は拡大を停止し、見せかけの数字だけが膨らんでゆく金融経済(=バブル経済)に突入するしかなくなる。そして、バブル経済に入って25年以上経った現在、市場は末期症状を呈しており、いつ崩壊してもおかしくない状況にある。
そこで、先ずは金融経済の終末の姿を描写しておこう。

┌─────────────────────────────┐
|金融商品(CDS債権等)の暴落→ペーパー会社に付け替えて塩漬け |
|                    ↓        |
|                 投機資金量の減少    |  
└─────────────────────────────┘
  ↓      ↓   
  ↓┌────────────────────────────┐
  ↓|それでも年2〜3%の企業や金持ちが破産→更に総資金量が減少|
  ↓└────────────────────────────┘
  ↓      ↑
┌─────────────────────────┐
|金融勢力(巨大企業を含む)を倒産させない為に税金投入|
|        ↓                |
|     大衆の窮乏化が進む           |
└─────────────────────────┘
         ↓
┌───────────────────────────┐
|それでも税収が大幅に不足するので、大量の赤字国債を発行|
└───────────────────────────┘
         ↓           ↓
┌─────────────────────────┐  
|国債利払いを抑えるために超低金利策→紙幣を大量増刷|
|                    ↓    |      |            ギリシャetcは国債暴落でデフォルト|
└─────────────────────────┘
         ↓    
┌───────────────────────────────┐
|超低金利で金融勢力の利幅が低下                |
|    ↓      それに加え総投機資金の減少で投機益も減少|
└───────────────────────────────┘
     ↓          
┌───────────────────────────────┐
|甘い貸付に走り、不良債権が増大→幽霊会社に付け替えて塩漬け  |
└───────────────────────────────┘
                       ↓
┌───────────────────────────────┐
|更に総投機資金量が減少(すでに株式市場の出来高は、ほぼ半減) |
└───────────────────────────────┘
      ↓
┌───────────────────────────────┐
|金貸しの資金減少で、軍人や学者や官僚に対する支配力が衰弱   |
|             ↓                 |
|         統制不能に陥ってゆく            |
└───────────────────────────────┘

中銀にとって、最も警戒すべきは、過剰供給による紙幣価値の暴落。従って、投機市場が回り続けるのに必要な資金以下≒金融勢力の塩漬けetcで減少した資金量以下しか供給できない。
従って、投機市場の総資金量はジリジリと減り続ける。従って、金融商品の価格を維持するために、最終的には国家が買い手となって買い支えに回り、その結果、国家財政に更なる大穴を空けることになる。
従って、このままでは、国家財政の破綻と紙幣の大増刷の必然的な帰結として、国債の暴落は不可避である。

例えば、米債が暴落して超インフレに陥れば、すでに窮乏化している大衆の大暴動は必至であり、そうなれば秩序崩壊して殺し合いから国家崩壊に至る可能性が高い。アメリカが崩壊すれば中国をはじめ十カ国以上が連動して崩壊するだろう。
金貸しが、最後まで中央銀行の紙幣発行権にしがみ付いて離さなければ、そうなる。

金貸しが、米・中その他の崩壊と自身の晒し首を避けたければ、中央銀行の支配権を手放し、国家紙幣の発行を認めるしかないが、彼らは最後まで権力にしがみつき、米・中崩壊と共に自滅してゆく可能性の方が高い。
 
  List
  この記事は 264228 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_264384
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
なんでや劇場レポート 「力の原理から共認原理への大転換」その3〜力の原理と私権原理(統合)の関係構造〜 「日本を守るのに右も左もない」 12/06/08 PM08
米国はどのように衰退してゆくのか?(3)〜アメリカの侵略を支えてきた軍事力〜 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 12/06/05 PM11
264574 いよいよ経済破局に突入か 辻一洋 12/05/24 PM11
264419 金貸しと悪徳エリートに止めを刺すのは? 縄文男児 12/05/21 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
お金〜ことわざより〜
市場と国家の共犯関係
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
潮流5:失われた40年
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
市場の起源、原資拡大の方法、その真実の姿
金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3
現実に社会を動かしてきた中核勢力
統合階級の暴走で失われた40年
米国債デフォルト:金融勢力の狙いは旧紙幣の廃棄
国債暴落後の世界経済はどうなる?
経済破局の下で秩序は維持できるのか?
国家紙幣によるゼロ成長の経済運営
学者・官僚・マスコミは、骨の髄まで金貸しの手先である
劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった
バブルとバブル崩壊〜金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢
40年の長期戦略を持ってEU統合と世界の多極化を進めてきた欧州貴族
闇の勢力争いの現状分析〜闇の支配勢力研究家の諸説をどう読むか。
「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する!
アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か
金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ
マネー経済の急拡大
マネー経済拡大の原因 Aグローバリゼーション
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
世界中を巨大市場化していく諜報機関
ロックフェラーVSロスチャイルド 2大企業群
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何?(2)
「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
9・11テロはアメリカの自作自演という世界世論
FRBは、アメリカ闇の勢力の中核部

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp