日本を守るのに、右も左もない
264304 トケイヤーの『ユダヤ製国家日本』
 
岡本誠 ( 58 兵庫 経営管理 ) 12/05/18 PM03 【印刷用へ
トケイヤー著『ユダヤ製国家日本』(2006年)は、日本人が明治維新の頃から「人道主義」、「人種差別撤廃」を欧米諸国に飲ませようと努力して来た歴史を語っている。井口和基の公式ブログリンク より紹介します。

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元日本在住のユダヤ人ラビで、現在NY在住のM・トケイヤーのこの本は、非常に常識的な、いわゆる表の価値観で書かれたものである。陰謀史観や陰謀論の見方は一切含まれていない。メーソンも悪魔主義も出て来ない。
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この本の最初に非常に興味深いことは、マッカーサー連合軍の「東京裁判」でA級戦犯として絞首刑にされた東條英機は、実際にはユダヤ人社会全体が叙勲し、イスラエルの地に銅像でも建てたいというほどに、ユダヤ人差別に抗した「人道主義者」であったという事実をきちんと指摘している点である。東條英樹はナチスを嫌っていたのである。独伊は白人連合軍だったかもしれないが、日本は直接的なお仲間ではなかったのである。今もそうだが、欧米支配者がかってに「悪の枢軸国の日独伊」というような言い方をして一緒にしただけだったというわけである。日本は第一次世界大戦以前よりずっと前の明治維新の頃から「人道主義」、「人種差別撤廃」を欧米諸国に飲ませようと努力して来たのである。そういう真実の歴史をこのトケイヤーが語っているところである。もちろん、我々日本人の方がそういう事実をまったく知らされずにきたわけである。

それゆえ、日本統治下の国々は、中国であろうが、韓国朝鮮であろうが、基本的には人道主義を主張し尊んできたわけである。トケイヤーがいうには、日本の差別の無さは、当時傑出していて、欧米諸国など比ではないと言っている。その伝統は、おそらく明治維新よりずっと前の江戸時代にできたもので、商人であろうが、武士であろうが、実質的にはほとんど差別がない社会になっていた、その伝統であるとトケイヤーはいう。

そして、何よりもトケイヤーが憤慨するのは、我々日本人が、杉浦千畝の「命のビザ」の神話にばかり目を向けて、杉浦のような下っ端官僚の美談に惑わされ、日本という国自体が人道主義の国であり、天皇家から官僚からすべての日本人が、基本的に差別撤廃の人道主義の時代であったという事実を忘れているということなのである。
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その代表格が、東條英機首相であり、安江仙弘大佐であり、樋口季一郎大佐であったという。彼らはユダヤ人差別をせず、日本という国をあげてユダヤ人迫害に抗して、脱出のために手助けしたというのであり、その事実のために安江仙弘大佐と樋口季一郎大佐の名前は、イスラエルに記念されているというのである。この歴史的流れの中で、杉浦千畝の美談が語られるべきであるというのが、トケイヤーの主張である。

要するに、日本軍は政治上の成り行きでナチスと同盟を結んだが、白人至上主義のナチスを心底嫌っていたというわけである。なぜなら日本はこの地球上で人種差別撤廃のために太平洋戦争を起したからである。

しかし、方や連合軍のダグラス・マッカ−サー元帥はきっての人種差別主義者の白人至上主義者だったとトケイヤーは言っている。

さて、日露戦争(「坂の上の雲」には出て来ないが)に巨額の資金を提供したヤコブ・シフは、その功績を讃えられて、日本に招待され明治天皇と会見したという。この事実はつい最近まであまり知られていなかったのは、その時の旅行を手記にまとめていたらしいが、それを遺族が未公開にしていたためらしい。それをシフの子孫にトケイヤーがはじめて読む許可を与えられて現物を読んだというのである。この部分は実に興味深い。ぜひ読むことをお勧めする。

この日本訪問の後、シフは日本統治下の韓国にも招待され、当時の疲弊していた韓国を日本がいかに立て直そうとしたかを見てこういったと書かれている。
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男たちは裾が長い白衣に、頭の天辺に奇妙な帽子をかぶっている。女性たちは衣で頭からすっぽり覆って歩くので、顔がわからない。
この国には、法律があっても法がない。金さえ払えば、何でもできるというが、日本はこの混乱して腐敗しきった社会を建て直す、困難な仕事に取り組んでいる。
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さて、もう1つのストーリーで興味深いのは、いまでいう「ロイヤル・ダッチ・シェル」の創始者であった、マーカス・サミュエルである。当時の5ポンド、今の5万円程度のお金を持ってはるばる日本へやってきて、湘南の海岸で貝殻を集め、それを日本人の職人さんに宝石箱や小物入れを作ってもらい、それをイギリスの父親に送り、父親はそれをイギリス人に売って、大儲けした。そして、それがサミュエル商会になり、後々インドネシアで石油を当て、はじめて「タンカー」を発明し、ロックフェラーに対抗する「石油の王様」となった。こうしてイギリスでは差別されて孤独であったユダヤ人少年が日本をベースに大富豪となるという、ジューウィッシュ・ドリームの体現者となったという。

こうしてアジア全体をまたに掛けて大富豪となった、マーカス・サミュエルは、「どうして、それほどまでに、日本が好きなのか?」と聞かれて、こう言っていたという。

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中国人には裏表があるが、日本人は正直だ。日本は安定しているが、中国は腐り切っている。日本人は約束を、必ず守る。中国人はいつも変節を繰り返している。したがって日本には未来があるが、中国にはない。
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(これを見れば、当時からいまも日本人は全く変わっていない。しかし、日本政府や日本の司法が、裏表があり、変節はなはだしく、腐敗し切っているのは、在日系が巣食ったことに起因するというのは、明白だろうヨ。遺伝子の問題だな。日本人は差別しないが、彼らはする。困ったことですナ。)

とまあ、こんなふうな話が満載の本である。2006年発行の本である。続きはまたいつか。
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