もはや学校は終っている
262313 日本の学校教育の仕組みは「言いなりになる」人材を作り出すためのプロイセン型を輸入したもの
 
スガイク ( 30 北海道 会社員 ) 12/03/20 AM00 【印刷用へ
決まった時間に決められたことをするように躾けられる。
=(違和感を持つことなく)誰かの言いなりになる

「協調性を身につけられる」とか「将来のためになる知識や考え方が学べる」のが学校と思っていたけれど、その仕組み事態が怪しい。。。

日本の学校教育の仕組みがどんな意図で作られてきたのかがわかる記事を紹介します。


日本の教育制度を変えるのは複雑すぎる パート1:プロイセン型教育制度
リンク)より引用

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1868年の明治維新後、日本を強く近代的な国にするために西洋式学習方法と制度が取り入れられた。友好親善が目的であったが、海外の文明は思想を調査するために政府首脳陣や留学生を含む岩倉使節団が海外へ送り出された。 お雇い外国人と呼ばれた外国人学者は新しく設立された大学や士官学校で教鞭をとるために招聘された。 主にプロイセン型の義務教育が紹介された。

プロイセン型教育制度をみてみよう。

ナポレオンの素人軍隊が1806年のイエナの戦いでプロイセンのプロの軍勢を征した1年後、ドイツの哲学者ヨハン・ゴットリープ・フィヒテは有名な講演『ドイツ国民に告ぐ』を行った。この講演で、彼はプロイセンの大衆にプロセインがこの最も不名誉な敗北から立ち直るには、強制的な教育で命令に従うことを教えることが唯一の方法だと言った。

近代の義務教育は1819年にプロイセンで、人類の歴史で初めて教育が国全体に強制された。 ゴールはシンプルだった:軍隊の従順な兵士、従属的な探鉱夫、政府に従順に従う公務員、おとなしい会社員、そして大きな問題に対して同じ考えをもつ市民。 結果は言うまでもなくプロセインの支配階級のエリートたちに受けが良かった。そして産業は栄え、戦争には強くなった。

プロセインでは、国民学校が92%の子供を教育した。 その目的は、知性の向上ではなく、子供たちに社会での服従と従属を教えることだった。 たった8%の子供たちが数学、自然科学、外国語などを中心としたレアルシューレに進学した。大衆が知的発育をすると戦いに負ける原因を作るとされた。

そしてまだある。

ドイツが統一国家として現れたとき、プロイセン型学校制度は拡大された。1917年にフランツ・ド・ホブレは以下のように書いている:

ドイツ教育の一番の基本は国家の方針に基づいていることである・・・・・。 ドイツ教育の基本的特徴: 国家への教育、国家のための教育、国家による教育。 国民学校は国家統一の概念の直接的な結果である。 国家は目に見えるものの最上位にある。

1910年にエルンスト・トレルチは明白なことを指摘した: 「学校組織は軍隊組織と並列であり、公立学校は民間の軍隊である。」 ドイツの哲学者 ヨハン・フィヒテ はドイツの学校制度構築の主たる貢献者だった。 学校は「人を作らねばならない、そしてその人が国家の望む通りの意思決定だけをするように作らねばならない」と言ったのはフィヒテ出会った。 重要なのは、アメリカの義務教育の提唱者たちはプロセインの制度を見てとても気に入りその方式を取り入れたことだ。元教師の ジョン・テイラー・ガットー が書いている通り:

少数の非常に情熱的なアメリカの思想家がプロセインを19世紀に訪問している。彼らは教育制度の秩序、服従、効率の良さに感動して、それからは休むことなくプロセイン型のやり方をアメリカに導入しようと啓蒙活動をした。プロセインの最終的なゴールは、ドイツ統一であった。一方アメリカ人のゴールは移民のカトリック信者の群れをひとつにまとめて北ヨーロッパ文化モデルに基づいたアメリカの国家的考え方の型にはめることだった。 それを達成するには、子供は親から引き離して望ましくない文化の影響を受けないようにすることだった。

ガットーはプロセインのモデルがいかに現在に至る教育制度の基準を定めたかを強調している。 「制度全体は教師によって与えられる直接の情報と抽象的情報の破砕こそが従順で従属的な卒業生、任意次数に適切な敬意を払うという前提の上に構築された」と彼は書いている。彼は、アメリカの教育者はプロセインから三つの大きなアイデアを輸入したと言う。

第一番目は、国家による学校教育は知的なトレーニングではなく「従順であること、従属的であること、集団生活に慣れること」に子供を調教することである。これによって、暗記は考えることより重要となった。

第二番目は、全体のアイデアを破砕して「科目」に分け、学校の一日は決まった時限数に分けられた。「絶え間ない中断を設けることで、学びの自己発心は無言のうちに消えていく」仕組みだ。

第三番目は、国家は子供の真の親であると仮定された。 ガットーは、「どの理論も子供の学習の仕方やどの学習が最も価値があるかは正確には言えない」と言っているが、これらすべてのことは教育への科学的アプローチとして行われた。


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戦いに勝つための兵士作りとして、「従順で」、「従属的な」人材を増やすための教育こそがプロイセン型教育であり、明治維新の流れに乗じてそれが日本に輸入されて、現代の学校教育の仕組みが作られた。


諸外国の状況が見えて、天下泰平の時代から一変した明治維新。
新しい敵が見えてきたことで、更なる策が必要だった日本人の意図だったのか、それとも与えられた枠組みの中で疑問を持たずに「従順に」生活する人々(国)を作り、支配しようと考えていた人たちの意図だったのか、追求のしがいがありそう。
 
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