西洋医療と東洋医療
261167 【医療】「日本伝承医学とは?」
 
center_axis 12/02/05 PM07 【印刷用へ
奈良時代に日本に漢方が仏教と共に伝来し、初めて体系的な医療が始まったとされることが多い。ただ、それ以前の古代日本にも当然、病を治す医療体系があったはずだといえます。

その一端だと思われる内容を下記に紹介します。臓器に特化して体系化した漢方と、骨を重視した日本伝承医学という対比も興味深い。

また、特殊な技術を持たずとも、簡単な技術で家庭で治療効果を出せるというのも漢方などの一部の特権階級を対象として発展した医療体系とも違うようです。

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■日本伝承医学 はじめに(リンク

  日本伝承医学とは、現存する各種医療(鍼灸、アンマ、マッサージ、指圧、整体、カイロプラクティック等)のどの範疇にも入らない、独自の概念でもって構築されています。

  それは、これまで誰も気づかなかったイノチ存続の「原理」に立脚して理論、技術が構築されているからです。“原理”が解明できれば、技術は単純で簡単で短時間にできるものです。

  故に、誰がやっても効果の出せる、技法を構築し得たのです。これをもって初めて“家庭療法”として、実践できるものと考えています。ここが、各種医療・漢方医学・アーユルヴェーダ医学と一線を画すところです。

  また日本伝承医学の生命観・人体観・疾病観は、病気の症状を“悪ではなく、命を存続させるための対応”として捉えています。すべての症状を、生きるための正への対応として捉えているところに、大きな特徴があります。

■臓腑を中心に考えられた医学(リンク

 日本伝承医学では骨を生命活動の中心をおいているのに対し、漢方医学では内臓にその中心をおいているのが特徴となります。内臓は六臓六腑といわれるように十二種類で構築されていますが、中でも五臓を中心に、組織、器官との関連を説き、すべての生理機能と結びつけています(古代日本人は、心臓を中心にとらえていました)。さらに精神感情の乱れを七種に分類し、それぞれを内臓との関連性の中で説いています。また季節の変化、一日の時間と内臓との対応も解明しています。これらすべてを体系的に有機的に結びつけているのが漢方医学となります。


■日本伝承医学 序論(リンク

 病気や体に起こる様々な症状は、体内にこもった余計な熱と、血液の配分・循環・質の乱れから生じてきます。痛みや不調な所には、必ず内部に熱をもち炎症を起こしています。頭痛のとき、額を冷やすと気持ち良く感じるのは、頭部に熱がこもっているからなのです。

 また心労や悩み、不安があると、肝臓は瞬時に充血してしまいます。血液が肝臓に集まるため、全身の血液の配分、循環が大きく乱され、体に血液不足の箇所が発生します。血液は命の源であり、血液が不足した所は徐々に機能低下していきます。病は気からといわれるように、心労やストレスが続いたときに、私たちの体は、血のめぐりが悪くなり、体調を崩していくのです。

 日本伝承医学の治療は、三指半操法、リモコン操法、心臓調整法ゆり・ふり・たたき操法によって骨にひびかせ、骨伝導を介して体全体の生理機能を高めていきます。かかとを落としたり、骨に圧を加えたり、ふったりたたいたりすることによって、骨に与えられたひびきが、骨の中の骨髄機能におよび、全細胞の母体である骨髄幹細胞(造血幹細胞)にスイッチを入れてくれます。骨には圧が加わると電気を発生させる性質があり、その電気エネルギーとなり、骨髄幹細胞を発現させていくのです。

 生命力、免疫力の主体は骨髄にあり、骨髄幹細胞が発現されることにより造血力が高まり、細胞を新生、復元させることができます。
細胞の新生は、弱った生命力をよみがえらせ、免疫力を高め、体を回復へ向かわせてくれます。
  
 日本人は古来より骨を大切にする民族として知られていました。骨の中にある骨髄が、生命を維持していく上で重要な役割を果たしていることを知っていたのです。この古代日本人の叡智が綿々と受け継がれ、この地に伝承され続けてきた医学が、日本伝承医学になります。

 病院や薬のなかった時代に私たち日本人は、骨に心地よいひびきを与えることによって、骨髄機能を高める手技療法の数々を生み出し、自分の体を自分たちで守っていたのです。しかし現代人はいつしか、病気は、病院や薬が治してくれるものという概念をもって、生きるようになってしまいました。
 私たちの体は最後まで、命を守り抜くように働いてくれます。病気やおもてに出てくる症状を、ただ一方的に悪いものとして封じ込めるのではなく、その原因に目を向け、体の内部から、根底から改善していく必要があります。
みずからの体はみずからが守るという意識を持って、病気や症状と向き合い、共存していくことが大切です。

■〈日本伝承医学概論〉(リンク

 日本伝承医学の理論と技術は、既存の治療法と大きくその概念を異にしています。日本の古代人たちが到達した高度な生命観・人体観の中から発見した骨への卓見が学技の背景になっています。
日本伝承医学の学技を理解していただくためには、現代人の骨に対する概念を根底からくつがえさなくてはなりません。
 人体中の骨は単なる構造上の支えの働きだけではなく、生命活動の中心をなす、生命のしくみとしての「物質・エネルギー・情報」の三態の貯蔵庫であり、発信基地であったのです。骨の概念として重要な視点をまず6点あげてみます。

@ 人体の骨は、人体中最大の組織である。
A 骨は人体中、最大最速の伝達系である。
B 骨は全身をくまなくネットワークしている。
C 骨は圧がかかることで電気を発生する。
D 骨は電気の通り道であり、蓄電場所である。
E 骨は大気中、大地から電気を吸着する。
  そしてアンテナとしての作用を有する。 

以上の6点から骨というものの存在をとらえ直し、再認識していただきたいと思います。
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 ちなみに、この医療体系はカタカムナ相似象学の流れも汲んでいる
ようです。

 古代日本独自の世界観、人体観、病気観に基づいて体系化されており、他の国の伝統医療とどう違うのかについては引き続き調べてみたいと思います。
 
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