学者とマスコミはグルで頭脳支配
261046 11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 12/02/01 AM00 【印刷用へ
いまや、観念思考をする者は、近代観念をメシの種にしている専門家か、「自分」観念に毒された観念派しかおらず、全員が根本追求を忌避している。それが、新理論が登場してこない理由である。
またその結果、観念世界には役に立たない旧観念しか存在しない。それが、大衆をしてここまで徹底して理論を毛嫌いさせる理由である。
ところが、近代観念は、それが「絶対正しい」という形で刷り込まれているので、それに反する認識を受け付けない。かくして、潜在思念は動いているのに、観念はまるで止まった時計の針のように動かず、同じ方向を指し示したまま、大衆の意識を支配し続けている。今、大衆の頭は、役に立たない近代観念に支配されながら新理論は忌避するという、救い様のない無限地獄に封じ込められている。

これら全ては、学校教育とマスコミによる徹底した観念支配の結果である。その観念支配の先鋒が、金貸しの下僕たる学者とマスコミであるが、市場を支配する金貸し勢は、現在も学者とマスコミに対して決して根本追求には向かわせないように、様々な圧力を加え続けており、金貸しに発するこの圧力こそが、観念世界全般に根本追求を忌避する空気が蔓延した直接原因である。
その意味では、出版物であれ、ネットであれ、決して新理論の構築に向かおうとしない全ての発信者は、金貸しの手先ではないにしても、その罠に嵌ったピエロでしかない。このるいネットのお勧めサイトに掲示されているサイト群も、その大部分が、政府や金貸しに対する批判と要求を繰り返しているだけで、決して新理論の構築に向かおうとはしていない。

だが、考えても見よ。その批判と要求しか出来ない思考回路は、金貸しが作った近代観念の思考回路と全く同じではないか。批判するだけならマスコミと変わらない。何より、批判するだけでは世の中は変わらない。事実、批判するだけで社会が変わった試しはない。それでも、批判と要求を繰り返し、金貸しに踊らされるだけの道化を演じ続けるつもりなのか?変革者なら、もっと根底から切開し、もっと根本から創造せよ。

社会を変えるには、まずこの現実世界を動かしている力の構造を掴む必要がある。そこまでなら、すでに数多くの「構造論」らしき認識が存在するが、問題は、その先である。次に、その力の構造をさらに根底から覆してゆく実現基盤を発掘しなければならない。それは、まだ誰も出来ないでいるが、決して不可能なことではない。
そのためには、人類史を(必要なら生物史にまで)遡って、歴史的に塗り重ねられてきた意識の構造と社会の構造を、実現基盤に到達するまで徹底して解明し切る必要がある。それが出来て初めて、否定の論理を乗り越えることが出来る。そして、このような実現の論理を導きの糸として、はじめて新しい共認社会を実現してゆくことが可能になる。また、その構造認識は、普通の人が自分で答えを出してゆくためのOS=概念装置ともなる。
 
  List
  この記事は 261011 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_261046
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
「福祉」に予算を充てるなら・・・ 「心機一転」 13/06/17 AM07
276112 現実直視することは同類圧力を捉えにいくこと? 横田雅彦 13/05/22 PM09
【新しい潮流と新理論の必要】11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口 「これからは探求の時代」 12/08/04 PM09
264411 植草一秀によるネット上の政治運動「主権者国民連合」創設宣言 ET 12/05/20 PM10
共同体企業ネットワーク理論勉強会テキスト(11) 学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口〜否定の論理から実現の論理への転換〜 「日本を守るのに右も左もない」 12/05/10 PM03
262682 大学への信頼が崩れた理由〜吉岡立教大学総長の祝辞より 山澤貴志 12/04/02 PM05
262313 日本の学校教育の仕組みは「言いなりになる」人材を作り出すためのプロイセン型を輸入したもの スガイク 12/03/20 AM00
261592 渡辺京二に学ぶ1〜庶民にとって学校とはいかなる存在だったか 山澤貴志 12/02/21 PM00
261101 12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論) 岡田淳三郎 12/02/03 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
前夜の意識状況1 答えがないので、課題捨象
前夜の意識状況2 課題を捨象して充足収束=充足基調
前夜の意識状況3 無用となった感応観念(価値観念や規範観念)
観念捨象の実践模索では足りない=観念を必要とする地平
構造認識の現況1 否定意識や自我観念から脱却できない近代人=現代人
構造認識の現況2 特権知識階級の商売道具と化した「構造認識」
構造認識の現況3 既成観念の全的否定
思考次元1 潜在思念の実践思考
思考次元2 否定意識の倒錯思考
思考次元3 本能⇒共認⇒観念の超越思考(構造認識)
全てのネックは「答えを出せない」という一点にある
現代意識潮流と戦略ターゲット
必要意識⇒課題意識には、不全発と可能性発の二通りある!
不全発の『変革の必要』から、実現発の『認識の必要』への大転換
観念パラダイムの逆転1 現実捨象の倒錯観念から、観念捨象の現実直視へ
観念パラダイムの逆転2 現実否定の倒錯思考
観念パラダイムの逆転3 現実とは、人々の意識である
観念パラダイムの逆転5 現実、その下部意識と上部意識
観念パラダイムの逆転6 残る観念は、頭で塗り替えたら終い
観念パラダイムの逆転7 新しい認識だけが、現実を変えてゆく
新パラダイムの点検1 現実の壁を対象化できるか?
新パラダイムの効用1 現実否定の鎖を断ち切って、プラス活力の上昇へ
新パラダイムの点検2 可能性と不全(肯定か否定か)
新パラダイムの点検3 可能性or不全の源を対象化し続ける源泉
社会収束1 評価共認が生み出す同類圧力
社会収束2 私権圧力を超えた外向収束の潮流
新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置
『必要か、必要でないか』という真っ当な判断の土俵が出来てゆく
必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく
新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する
実現の論理
実現論は、易しいけど難しい
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
大衆には、運動を立ち上げる余力が無い→余力を与えられた悪徳エリートが支配する社会
金貸し勢力の弱点と自滅の構造
金貸しと悪徳エリートに止めを刺すのは?

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp