共同体社会の実現
259543 共同体志向の企業:社員の活力=充足を第一に、どのように共認形成し、外圧に適応してゆくか
 
岩井裕介 ( 40 山口 再開発プランナー ) 11/12/14 PM05 【印刷用へ
実現論:序6 新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク  リンク 
---------------------------------------------------
【企業を共同体化してゆく社会事業】
今、時代は、私権原理から共認原理への大転換の真っ只中にある。より正確に言えば、すでに’02年頃に、人々の潜在思念は、私権収束から共認収束へと転換している。従って、いまや大半の経営者が、自覚的にor無意識に、社員の活力上昇⇒共同体化を志向しているが、実際にはなかなか上手くいかない。上手くいかないのは、古い認識が邪魔をして、大きな認識転換が出来ないからである。大きな認識転換が出来なければ、当然それに付帯する様々な転換も出来ない。

他方、共同体として40年近く先行している類には、様々な充足事例や方法論やそれらを支える構造認識が蓄積されている。それらは、間違いなく有用な情報or認識として求められており、必ず商品化できるはずである。それは、社会変革を事業化する試みとなる。
---------------------------------------------------

私権原理から共認原理への大転換にともなって次々と登場している「共同体志向の企業」は、るいネット経営版でもたくさん紹介されていますが、その特徴を構造化したものが下記ブログ記事の図解。

→共同体企業のネットワークをどう構築してゆくか リンク
→共同体志向企業の適応構造 図解参照  

●第一義に「社員の活力=充足」を経営の中心軸としている。
この「充足」とは(自我私権充足ではなく)「共認充足」であり、それこそが活力を上昇させ、成果を生み出すという明確な戦略目標に基づいている。
(昔は給料を払うこと、地位を与えることが社員の充足であり、それ以上考える必要は殆どなかった)

●かつての指揮系統に代わる、「共認形成の場・仕組み」づくりが行われている。
例えば、研修会、朝礼、社内新聞、ブログなどの共認形成の補完体制や、委員会、サークル、勉強会など社員が主体的に参加する自主活動が取り入れられている。この「共認形成の場・仕組み」づくりが、「理念(理論)による統合」と「社員の活力=充足」をつなぐ鍵になる。
私権の衰弱により、指揮系統だけでは持たなくなり、欠落領域を補う活動が増大している)

●「理念(理論)による統合」を志向している。
もはや私権では統合できないわけだから、何らかの理念(理論)によって統合する、社員の活力を引き出す必要がある。
(実際に、企業理念の重要度は年々高まっており、理念づくりや理念の浸透のための活動が増大している)


生物集団であれ、人間集団であれ、いつの時代も集団の本分は「外圧適応」にある。
これからの企業集団にとっては、「社会=みんなの期待」という共認時代の外圧に対して、「社員の活力=充足」という内圧を高めて適応していくことが本流となり、そのための状況認識→理念や理論の中身、共認形成の場・仕組みを磨いていく必要がある。その方向性が「共認原理による統合=共同体化」。

現在は、多くの共同体志向の企業群が無意識に、あるいは一部意識的に、上記の方向性で試行錯誤している段階だと思われますが、一方で実際にはなかなかうまくいかない、様々な壁が存在しているのも事実。共認原理への大転換を大きな流れとしていくためにも、各企業が単独で頑張るだけでなく、相互に手を組んでネットワークを構築し、学び合いと活力上昇を加速させていく必要性は高まっていると思います。


共同体として先行する類グループが長年の試行錯誤を経て蓄積してきた方法論や認識群は、共同体企業ネットワークの構築に必ず貢献できると思います。

例えば、、、

◆感謝と謝罪のトレーニング(感トレ)
女性社員有志から広がった感謝と謝罪のトレーニング。そこではもっとみんなの役に立てる“いい女”になるために週に一回女の器を広げるトレーニングを行っている。また感トレの一環として、日々の充足や気づきやモヤモヤをノートに記した「感トレノート」で、女同士何でも共有共感し合うことで、安心できる空間が出来上がっている。感トレが始まってから女性社員の充足性が高まり、社内に充足と肯定の雰囲気が作られ、男性社員の活力もどんどん上昇。
※参考 女の子たちの声をお届け♪〜「感トレ」の、ココがすごい!☆+゚ リンク

◆社内ネット(掲示板)
類グループでは「社内ネット(掲示板)」をフル活用。部門や事業部の枠を超えて、業務連絡や仕事で上手くいったこと、トラブル報告、日常の出来事や感謝したこと、嬉しかったことなど様々なことが日々発信されており、課題や成功体験を全社員で共有し、実現に向けての新しい提案が追求されている。このように社内ネットは、共認形成の中核であり、社員の活力を引き出す仕組み。同時に、外圧に対する最新の状況認識を共有し事実追求を行う場でもある。
※参考 私の会社の社内ネット活性化事例♪〜充足が全てのベース〜 リンク 

◆るいネット・なんでや劇場・ネットサロン 
自分たちの会社を良くしてゆくのと同じように社会も自分たちの手で良くしてゆきたい。最先端の社会状況や人々の意識潮流を分析したり、生物史や人類史の歴史構造を解明。閉塞した社会を突破するために、新たな可能性を実現する答え=新理論の構築のために日々追求をする場。その理論や認識が経営戦略の要となり、また社内を活性化させる様々な活動の導きとなる。

等々。
 
  List
  この記事は 256697 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_259543
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
262241 可能性に向かって、進化し続けられたことが成功体験☆ マリー 12/03/17 PM03
260169 充足イメージ上手さんは充足の輪もひろげちゃう♪ ロコ 12/01/03 PM11
259913 充足・活力への欠乏から認識の欠乏へ 櫻井悠 11/12/28 AM00
七福醸造株式会社〜『日本で一番心の豊かな会社』であり続ける〜 「これからは探求の時代」 11/12/17 PM03
259559 事例にみる共同体的企業の共通構造 チーズカレー 11/12/15 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp