ギリシャのEU包括案受け入れについては国民投票によりその判断を国民に委ねるとのギリシャ首相の唐突な発表で猛烈な非難がEU首脳、国際金融機関やアメリカ当局などから発せられています。そして、世界中で株価が下がり、イタリア国債の金利が上昇し国際金融市場が不安定になってきました。G20首脳会議の直前に発表されたのは何か意味があるように感じます。G20もほとんどこの問題を議論することになりそうで、ギリシャ・EUから始まる世界金融経済大恐慌の危機に対する具体的な対策は期待できそうにありません。
と、いうよりも既に危機へのレールは敷かれており、後は世界同時であるか、EU、アメリカ、中国、日本、世界と段階を踏むかどうかであると思われます。そして、その時期が何時になるかということでしょう。それまでは世界首脳の猿芝居で会議は踊ると言うことになりそうです。そして、アメリカの怒りも相当なものであることからするとCDSの発行元はアメリカの金融機関も相当絡んでいるものと思われます。となると、EU危機は即アメリカの危機となるかも知れません。今年の8月のUSA債務上限問題は条件付きで一応の妥協が図られましたが、確か11月末までに民主・共和の12名の委員で協議して財政削減と税収の増加などを決めることになっていますがほとんど何も決まっていないようです。またまたアメリカのデフォルト危機を煽るのでしょうか。オバマ大統領もG20でギリシャを責めすぎると「お宅は大丈夫なの?」と言われそうです。
ところで、金相場がまたまた上り始めたようです。1オンス2000ドル直前まで上昇しその後2割下げましたが、ここに来て上昇しだしています。金の価格は金融リスクのバロメータであると言われています。現在の金融危機を察知しその反応が現れているようです。
以前に投稿したように、私は2001年の春に友人たちに資産のリスクヘッジのために金の購入を勧めました。ある人は現物36キロを購入し、また別の人は金鉱山会社の株を買いました。現物を買いたいという者に頼まれて金の取り扱い会社に電話で依頼したところ、担当からそこの社長に代わり「悪いことは言いません、金などは絶対に上りません」と30分以上説教されました。しかし、私は上るとの確信があったので強引に買取を主張しました。
その根拠は
1. 各中央銀行は10年余金を放出していた。世界支配層の命令による価格操作
2. この裏で世界支配層が金を買い占めているのではと想像した。
3. ユーロが発足したが、うまくいくはずが無いと思った。これはハズレましたが今現実になりました。
4. 世界第2位の鉱山会社の副社長が1オンス500ドル以上にならないと採算が合わないといいつつ世界の鉱山会社を積極的に買収していた。当時は1オンス約250ドル。
5. 世界支配層はその買い占めた金を使って将来米ドルに代わる世界通貨などの元にするのではと思った。
以上のことから将来、金は必ず上ると確信していました。
そうすると2001年の後半から少しずつ上り始め、買ったときは1グラム1000円ちょっとが現在は4500円、4.5倍になり、ドルベースでは7〜8倍になりました。
金の価格は2001年がターニングポイントであったようです。そうです。アメリカ自作自演の「911テロ」発生の年です。やはり、これも世界支配層の計画の一部のようです。
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