日本人と縄文体質
258116 日本人の「お上」意識と支配階級の属国意識〜中間整理
 
田野健 HP ( 51 兵庫 設計業 ) 11/10/29 PM05 【印刷用へ
日本人の属国意識について、現在、縄文ブログリンクでも議論が進んでいますが、以下の視点を踏まえての議論と若干の方向修正を図っていただきたく投稿します。

1.「江南人との混血における受け入れ体質」
江南人はその後に大量渡来した朝鮮系の支配氏族とは区別して考えなければならない。
約3000年前〜2000年前にかけて中国の江南人が日本に渡来、彼らは戦乱から逃れたまさにボートピープルである。彼らは、支配する思想は持ち込まず、土着民の集団に入り同化した。そして彼らと接触した縄文人は彼らを無条件で歓待した。
やがて稲作が始まり、江南人と縄文人の混血から優秀なリーダーが登場したと思われる。(混血は時に非常な優性遺伝を作り出す事は歴史的に知られている)
そして彼らが弥生人になり、その後の日本人に縄文的価値観と江南人の思想を繋いでいった。これは縄文人が受け入れ体質である事を何より示している事例といえよう。そしてこの他民族受け入れの思想が異国や多族への属国意識の源流にあたる。その意味では属国意識とは受け入れ意識と比較的近い位置に在るとも言える。

2.「朝鮮からのツングース系の渡来によって形成された服属意識」
1600年前に渡来した朝鮮系の氏族はツングース系で明らかに支配の意思を持って渡来した。武力も含めて圧倒的な力の差があった弥生人は戦わずしてやむなく受け入れた。この場合の受け入れは消極的な受け入れで、江南人の時の積極的な受け入れとは大きく異なっており、“やむなく”なのである。
このやむなくの服属は完全な武力で屈服させられるのとは違い、非常に中途半端でもある。支配者の方は武力を使わずして容易に支配が可能となり、庶民=縄文弥生人の方は「お上」という言葉でもって表面上は持ち上げながら、本音のところではお上を自分たちとは無関係な存在として捨象し、そうすることによって被支配という事実そのものをも捨象している。お上(=支配者)のことを捨象できたのは、自集団=村落の共認充足が第一であり、そこに収束できたからである。
ここで形成されたのは属国意識ではなく服属意識、それも本音のところでは服属という事実を捨象せんとする「お上」意識であり、なんとも形容しがたい日本人に独特の意識であるが、その根底には村落共同体への強い収束があったことは間違いない。まさに縄文体質である。

3.「朝鮮渡来の支配階級にみられる属国意識=屈属意識」
常に中国の属国として生きてきた朝鮮の支配階級に見られる属国意識とは、力によって屈服させられた屈属意識である。彼らの最大の特徴は力に対して極めて鋭敏な体質、つまり上に対しては極めて従順で、下に対しては徹底的に横暴に振舞うという体質である。これは力の原理そのものであり、彼らは力の信奉者であるとも言える。
これが有史以来の現在にまで続く朝鮮民族および朝鮮渡来の日本の支配階級の体質である。だから、日本の支配階級はとことんアメリカに従順なのであり、今後は韓国が日本以上にアメリカに隷属していくことになるだろう。

■上記を簡単に要約すると
 縄文人の受入体質故に江南人=倭人と混血して弥生人となり、

 朝鮮渡来の支配者にたいしても、受け入れ体質ゆえに武力によらない服 属となり、日本人のお上意識が作り出された。

 朝鮮渡来の支配階級は、縄文人や弥生人とはまったく異質な力の原理発 の屈属体質、つまり極度に上に弱く下に強く当たる力の信奉者である。
 
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