企業を共同体化するには?
257439 共同体経営のきっかけ(潜在需要)は経営者の悩みに応える事!
 
田野健 HP ( 51 兵庫 設計業 ) 11/10/06 PM08 【印刷用へ
>各企業のこの共同体化を軌道に乗せるためには、経営者の賛同はもちろんだが、それとは別に、若手経営幹部1人を責任者(リーダー)として、選任してもらう必要があるだろう。
また、社員研修の進め方etcで、とりわけ上手くいっていない事例は、なかなか外(経営板)に出せない場合が多い。従って、経営板とは別に、各企業の相談に応じる、指導担当が必要になる。256697

共同体コンサルのお話を昨日在る企業の幹部の方に行なった。
29名の建材に関わる中小企業で、規模としてはほとんど家族的に運営している会社である。その企業は一つの素材、商品にこだわりを持ち、販売から施工まで、文字通り責任施工で実施している。全国に方々の現場があり、社員は九州から関東まで現場があれば駆けつけ設計から施工までやりきる。その会社の商品は高級志向ではあるが、硬くて強い材料強度と多少の温度環境にもびくともしない製品精度にある。一度使うとリピーターは付いてくる。この30年、着実に実績を上げておられる関西の優良企業である。

そこの副社長にお会いして話を伺ったが、共同体経営に対して私がお話したり、言葉をいただいたりしていくつか響くところがあった。

1.女性が元気な企業は活力が在る
2.誰もが自ら主体的に考え、アイデアを出していく
3.1日じっくり考える時間を作る
4.高齢者がいつまでも元気で働ける企業
5.企業の上下関係と発言が関係なく行なえる。(上司の評価を気にせずに発信できる風土)
6.全ての行動は相手を考える事から始まる。まずは相手がどう思うか、どう喜んでもらえるか、それが大事。
7.難しい課題であればあるほどやる気になる
8.みんなが会社の動きを知る事、同じ情報を得る事はよい。
9.結局、トップに仕事が集まりすぎる所が中小の限界か?
10.本当にじっくり開発したいことやアイデアを考える時間がほしい。
11.中小は人材が全て。だから募集に力を入れる。しかし時間がかかる。

社内ネットの活用や、情報の共有という共同体経営の商品を提示したが、なかなかイメージが起きない。逆に現在の規模(20名少し)だとインターネットで情報交換する社内板はいらないかな・・・。という初期感想だった。

20名規模の会社は既に共同体的なのではないか?共同体コンサルは必要ないのでは?そう思い始めたが、帰ってふと考えると、こういう企業こそ共同体的経営手法は一番必要で、最も早く効果が現れるのではないかと思い始めた。
中小企業はどこも多かれ少なかれ企業のリーダーがしっかりしている。裏返せば、彼らの経営者としての頑張りで持っている部分も多い。いわゆるトップダウンである。上記の11項目はそのうち9項目は副社長自身が抱えている悩みでも在る。少しでも改善できればよいと日夜苦労されている。

共同体経営は企業の規模は選ばないが、共同体に近い顔の見える会社でこそ、この経営手法はその気になれば、より効果を発揮すると思われる。
風通しのよい会社、活力の湧く会社、誰もが仕事を楽しんでやっている会社。そういう会社は自然と下から上までアイデアマンであり、誰もが経営的視点で自然とモノを考えていえる。29人がそういう力を得れば、もっとよい仕事ができるように思う。

どんなメニューになるかはその会社の状況によると思うが、いろんなメニューが考えられると思う。共同体的規模の中小企業にこそ共同体経営を試みてもらい社員も経営者も元気になっていくコンサルというのも共同体コンサルの一つの商品になると思う。
昨日伺ってお話したいくつかの共同体経営の事例や手法は副社長のどこかに響き、時間はかかるかもしれないがいずれ彼の引き出しとして開ける時が来ると期待している。まずは、いつでも開けられるようにたくさんの材料を提供する事から始まるように思います。
 
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