実現論を塗り重ねてゆく
256926 王から神官への祭祀役の委譲
 
田中素 HP ( 45 長崎 企画 ) 11/09/20 PM05 【印刷用へ
> ただし、部族長は、もともと祭祀を司る長でもあったが、王国が誕生する前後に、祭事は神官(後に教団)に委ねられてゆく。次に、国の規模が大きくなると、政治も官僚に委ねられていった。256054

これはなぜか?

守護神信仰によって統合される部族社会では、その部族の行く末(状況の予測と行動方針)を決める儀式が守護神の声を聞く祭祀であり、最も豊かな経験を積み(予測能力が高く)、守護神に最も近い部族長がその任に当たっていた。

しかし、古代武力国家において、激しい武力闘争の段階から安定状態に入ると、多数の部族の共認統合には、かつての彼らの守護神を含めた“神話”の再構築や、各部族に対する説得力の高い言説が必要になる。そのためには武力に長けているだけでは国家を統合できず、知略に長けた側近を王が祭祀役として登用したのが神官の始まりではないか。

王は、武力を背景にした神官・官僚の人事および君主としての象徴性を担う存在となるが、実際の国家の安定や活力は神官と官僚の能力・采配によって決まるため、やがて彼らが国家の実権を握っていくことになる。
 
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 第二部 : 私権時代
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1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
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