>この世界を変えるには、現実を動かしている力の構造を解明するだけではなく、さらに、その力の構造を根底から突き破ってゆくような実現基盤が、発掘され提示されなければならない。
その実現基盤は、何か? 256100
実現基盤の発掘からはじまるこの投稿。ここに学ぶべき思考方法があります。
仕事等を通じて、よく共同体類グループの話をすると、何故そのようなことが実現できたのですか?どうすれば、そんな事ができるのですか?という問いを受けることがあります。全員一致の合議制にしても、社内ネットによる社内統合にしても、また何より社内の活力の高さや女性社員の充足性など。
この問いに対する最もシンプルな答えはなんなのでしょうか。
一つ挙げるとすれば実現基盤を発掘しているからといえるかもしれません。
例えば、全員一致の合議制なんて理想だろう、という意見もあります。そう考えてしまう背景には、個人個人の意見はバラバラなもの、それを一つにまとめるのは無理という意識があります。近代思想ですね。
しかし、本当に一つにまとめるのは無理なのだろうか。子どもの頃は、皆同じ遊びに夢中だったし、信頼されているキャプテンや監督の言葉に皆が一つになったような経験は、誰もが少なからず経験していること。全員一致を実現してきていることは現実の中にはたくさんありますよね。当然歴史を紐解けばもっとたくさん出てきます。
そんな現実を作り出している基盤はどこにあるのかを見つけるために、既成観念に捉われず、徹底して現実を直視し、歴史を追求し、現実と論理が整合する認識を追求、共認してきました。だからこそ、近代思想からみれば理想と思われるようなことも、当たり前のように実現し、活力を高めてこれたのだと思います。
現代人は、学校やマスコミを通じて無意識のうちに近代思想に染まっており、それによって現実の実現基盤が見つけられなくなっています。だから、どうすれば類グループのように実現できるのですか?という問いの答えは、実現基盤を発掘した実現論:序シリーズの投稿を学び、その思考方法に同化すれば、実は簡単に実現できるのだと思います。 |
|