実現論を塗り重ねてゆく
256177 縄文人の直観力の中身は共鳴力である〜西宮紘氏の著書より
 
田野健 HP ( 50 兵庫 設計業 ) 11/08/29 PM11 【印刷用へ
>このような一般的な考察に加えて、楢崎によるならば、カタカムナ人は、われわれにおいてはすでに退化している高度の直感力をもっていた。これによってカタカムナ人は現象背後の“潜象”の作用を共振的に知覚し、それが彼らを「カタカムナノサトリ」とよばれる、われわれの知らない自然認識へと導いた。〜楢崎皐月氏のカタカムナ説(1)255819

この投稿を読んで、西宮紘氏の「縄文の地霊」という書籍の中で紹介しておきたいくだりを思い出しました。カタカムナノサトリとはこのような事ではないか、という思いもあり改めて紹介しておきたいと思います。
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縄文時代1万年の精神史は我々にとってきわめて重い。
我々のように繁雑な知識の洪水に流されるのではなく、豊かで自然に育まれてゆったりとのびやかで、しかも平均年齢30歳という初々しく鋭敏な感性に支えられた精神史である。彼らこそ我々が捉えられないような波長の音波や光を感得でき、宇宙の微妙な振る舞いに共鳴できるといった感性を持ち合わせていた可能性があるのだ。

それはしかし、必ずしも宗教的な感性の事を言っているのではない。むしろ通常の縄文人のもっている感性の鋭さが宇宙のバイブレーションと”共鳴”できる素地を作っていたのではないかということだ。

我々がすでに失いかけている動物的あるいは植物的な野生の感性の鋭さとナイーブさは縄文人の場合かなりのレベルで維持されていたと考えられるのである。生命あるもの同士の交感とでも言おうか、あるいはさらに彼らは無機質のものに対してさえ、生命のバイブレーションを感得できたのであろう。
石にも風にも、特に大地に対して・・・。決して信じていたわけではない。直接感得できたのだ。縄文時代とは、ひよっとすれば日本の精神史の中でもっとも豊かな時代であったのではないかという予感さえするのだ。

 信じるということを努力する必要のない素直で鋭敏な直観力、それによって一方では変身の事実も認めることができたに違いない。進化の袋小路に入ってしまったかに見える我々からすれば、それは単なる想像力の産物にすぎないかも知れない。我々に出きることと言えば、ただ信じることだけである。さもなければ荒唐無稽として退けることである。

しかし、昨日集落の近くにやってきて自分の方をじっと見て立ち去った牡鹿の瞳の中に最近行方不明になった兄弟の思いを見出すということは縄文人にとって十分に認め得ることであったのだ。
変身は現実であった。人は蛇に、蛇は人に、あるいはさらに人首蛇身のキマイラの存在!すべては現実であったのだ。

むしろ我々に見ることのできない存在を彼らは見ることができたと言えようか。人はよく、それらを神話体系の産物に帰する。しかしそのような神話を形成し得た人々がすべてを現実と認めていたからこそ神話たりえたと言えないだろうか?
すべては現実であったのだ。
見る、聞く、触れる・・・という感覚においてすら、彼らは我々をはるかに凌駕していたに違いないのだ。しかも知力において我々とどれほどの差があったと言えるのだろうか?
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縄文人に信じるという行為は必要なかった。全ては現実であり知覚しており、認識していた。現代人に宗教が必要でありそれら全てが信じるという行為で始まることは感性がいかに劣化しているかを示している。
 
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256178 縄文人は人を超えた交信によって共鳴力を身につけた 田野健 11/08/29 PM11

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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
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1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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