日本を守るのに、右も左もない
255479 新理論の構築をどう進めてゆくか
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 11/08/13 AM00 【印刷用へ
デフォルトが起きるまでに準備しておくべき課題は、共同体企業のネットワーク作りと、それを導く新理論の構築の、二つある。
とりわけ、近代思想に代わる新理論の構築は、不可能に近い超難課題であるが、はたして経済破局までに間に合うのだろうか?

バブルが崩壊した’90年以降、見通し不良と先行き不安から、意識が「どうなる?」という方向へ向かい、滅亡論や陰謀論が登場したが、’11年原発災害以降は、「どうなる?」の答えを求める情報探索が一気に加速し、予言・予知に対する関心が急浮上してきた。
この先行き不安発の情報探索は、1〜2年後には「放射能はなくならない」「日本経済の没落も避けられない」etc、『もう元には戻れない』という状況判断に収束してゆく。
この『もう元には戻れない』という判断は、状況認識の大きな転換であり、それは脱市場社会への価値観の転換を引き起こす。
従って、おそらく数年後には、脱市場≒自然循環型社会への変革気運が高まってゆくだろう。
この社会的な統合気運の高まりを受けて、脱市場社会に向けての理論追求が始まり、その中から新たな認識勢力が登場してくるはずである。

現在、社会はガタガタで、政府は機能を失いつつあるが、この状況は、人々の統合期待に応えて諸子百家が次々と登場した春秋時代に近いとも言える。
おそらく、あと10年あれば、新理論家が次々と登場してくるだろう。
しかし、経済破局までに残された時間は1〜2年(運が良ければ3〜4年)しかない。
いったんデフォルト→リセットに突入すれば、一気に現実が緊迫し、状況は日々刻々と動いてゆく。そうなれば、人々の意識は目先の「どうなる?」「どうする?」に収束し、理論追求どころではなくなってしまう。しかし同時に、米・中・欧が次々と秩序崩壊してゆくのを見て、根本的な転換の必要が共認されてゆき、それを実現してくれそうな新勢力に対する期待が高まってゆく。

はたして、その期待に応えられるか?
既にこれまでに、新理論がある程度構築されていれば良いが、現在までのところ、そのような新理論は『実現論』以外には見つかっていない。
従って、残された時間の中で、可能な限り、実現論の改稿を進めるしかない。
しかし、私自身は、実現論を改稿するためのまとまった時間が、取れそうにない。私に出来るのは、せいぜい、実現論の章立て(全体構成)を考えることくらいだろう。
従って、これまでるいネットに蓄積された秀作群を、その章立てに応じて再編成し、実現論の塗り重ね板を作るしか、手はない。
この塗り重ね板があれば、デフォルト後の大混乱期でも、最低限の認識の組み替えは可能になる。そして、それはそのまま、共認社会を統合する統合理論サイトの原型となる。

デフォルト後の大混乱期から新政権樹立後の大転換期を貫いて、人々の意識は「どうする?」に強く収束し、社会統合期待は最高潮に達する。
従って、新政権が樹立され共認社会が建設されてゆく頃には、認識収束が高まり、理論追求の時代が始まるだろう。

どうやら、人々が本格的に認識収束し始めるのはリセット以降となり、本格的な理論追求が始まるのは、新政権が樹立され共認社会に転換した後となりそうである。
 
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