戦争の起源
254487 民主主義国家だから戦争を行なってきた
 
新川啓一 ( 40代後半 神奈川 建築家 ) 11/07/17 PM03 【印刷用へ
民が主である民主主義は疑うことなく正しいもの、と私たちは教えられ信じ続けてきました。
しかし、民主主義国家が行なってきた事実を歴史的に見てみれば、私権獲得に走る自我を正当化するためにこそ、民主主義があったことが分かります。

よもぎねこさんのブログから、
「民主主義国家は戦争が大好き」リンク
を引用します。


(以下引用)
「民主主義国家は平和を愛する」「民主主義国家は侵略をしない」と言う人がいます。 アメリカなどの国家的見解もそのようです。

 しかしそんな事は嘘です。

 第二次世界大戦前の地図を見れば一目でわかります。 民主主義国家、イギリスやフランスがどれ程広大な植民地を持っていたか。
 この広大な植民地はこれらの国々が、市民革命以降侵略戦争を続けた結果得たものです。
 アメリカ合衆国の領土は、元々東部13州でした。 これを現在の領土まで拡張するのに、メキシコやハワイ王朝まで侵略したのです。  

 別に近代に限ったことではありません。
 高校の歴史を知っていればわかるでしょう?
 古代アテネは民主主義化してから、覇権主義を剥き出しにして、ペロポネソス戦争に突入して破滅しました。
 古代ローマが戦争を繰り返して領土拡大を続けたのは、共和制時代です。 帝政に移行してからは殆ど領土は増えていません。

 民主主義国家は戦争が大好きなのです。 そして侵略戦争も盛んにするのです。
 しかも戦争は滅法強いのです。
 なぜ強いかは古代のアテネ人が「ペルシャ人への手紙」で書いたように、自由な人々が自分の意思で愛国心に燃えて戦うからです。
 君主の命令で無理やり徴兵されたり、或いは金目当てに戦う庸兵は、このような士気の高い軍隊に適わないのです。
 それは近代ではフランス革命のときにも証明されました。 
 ナポレオンの軍隊がヨーロッパを征服したのは、ナポレオンの軍事的才能以上に、この兵士達の資質の高さによるのです。
 これと戦ったプロイセンの有能な軍人達はこの真理を見抜き、強力な軍隊を持つには国民国家の形成が不可欠と考えたのです。

 そして日本が明治維新を行ったのも、国民国家にしなければ、他の国民国家からの防衛が不能だと悟ったからです。

 また第二次世界大戦で日本やドイツやイタリアにファシズム政権ができたのは、これらの国が民主主義国家だったからです。
 ドイツが典型ですね。 当時世界で最も民主的と言われたワイマール憲法でなければ、ヒトラーのように門地も学歴もない男、美術学校に合格できなくて浪人を続けた挙句に、歩兵伍長になったオーストリア人がドイツの支配者になれるわけは無いのです。

 尤もこれだって古代からの習いで、ソクラテスはその2300年も前に「民主制は僭主制になる」と言っています。
 民主主義が独裁者を生み、これが戦争に走るのです。 
 これも古代ギリシャから現代まで同じ事を繰り返しているのです。

 でも第二次世界大戦で、枢軸国が負け、連合国が勝つと、彼らは戦争が起きたのは反民主主義国家が好戦的であるからで、自分達は民主主義国家は平和的であると言ったのです。
 どの口で言うか?と言いたいですけどね。
 しかしアホ臭い事に、今でも日本人の多くがこれを信じているのです。

 歴史に学べば、民主主義国家が好戦的で、また戦争に強いのです。 

 良く中国の将来に付いて「中国もいずれ民主化されたら覇権主義は止めるだろう」と言う事を言います。
 しかしワタシは上記の理由から、中国が民主化されたら、平和的になるなどとは、全然思っていません。 むしろ今の共産党支配化の中国より更に好戦的になる可能性のほうが大きいと思っています。
 なぜなら中国の領土は13億の中国人が、彼らの望む豊かな生活を送るには狭すぎます。
 それで今も共産党は覇権主義に走って居るのですが、民主化されたらこれを今度は国民の総意でやろうとするでしょう。
 だって民主化されてもそれだけでは、中国の領土が増えるわけではありません。
 中国人達の欲しがる土地を得るには、覇権主義を続けて領土拡張を図るしかないのです。 
 それは嘗てイギリスやフランスがしてきたことですから、中国もするだろうと言うだけの事です。 
(以上引用終わり)
 
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254505 民主主義の滅亡性について 佐藤英幸 11/07/18 AM02

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