新しい男女関係(→婚姻制)の模索
253516 RE:男女で違うのは当り前,互いに適した役割がある
 
西谷文宏 ( 34 和歌山 建築設計 ) 11/06/26 AM00 【印刷用へ
>しかし、男女で違うのは当り前で、互いに適した役割があることを自覚しました。そして、互いに期待し協力しあうことでより良い結果が生まれることに繋がるということに気付けました。(253112

井上さん、こんにちは。はじめまして。
とても素晴らしい気づきでしたね。

個人的な話ですが、私は大学時代に個人的な興味関心からジェンダー学の研究講座に参加していたことがあります。当時は(研究講座の教授に徹底的に刷り込まれたこともあって)井上さんと同じように「男女で役割を分ける=男女差別=悪いこと」「男女で同じ役割を担う=男女平等=良いこと」と捉えていましたが、漠然とした違和感も感じていました。

それが実現論の「前史」を読んで、目から鱗の気づきを得、大学の講座で感じていた漠然とした違和感が払拭された思いでした。

>従って生物は、一方では安定性を保持しつつ、他方では変異を作り出すという極めて困難な課題に直面する。その突破口を開いたのが組み換え系や修復系の酵素(蛋白質)群であり、それを基礎としてより大掛かりな突破口を開いたのが、雌雄分化である。つまり、雌雄分化とは、原理的にはより安定度の高い性(雌)と、より変異度の高い性(雄)への分化(=差異の促進)に他ならない。従って、雌雄に分化した系統の生物は、適応可能性に導かれて進化すればするほど、安定と変異という軸上での性の差別化をより推進してゆくことになる。(実現論1_2_02
> 事実、この系統の生物は雌雄の差別化をより推進してゆく方向で進化してきた。それは、雌雄が同じ役割のままでいるよりも、安定性の求められる生殖過程はメス、危険性の高い闘争過程はオスという風に役割分担を進めた方が、より種としての環境適応が高くなるからである。・・・
つまり、進化するにつれてメスの生殖負担がどんどん大きくなってゆき、そのぶん闘争負担は小さくなってゆく。他方のオスは、それにつれて生殖負担が小さくなり、そのぶん闘争負担が大きくなってゆく。(実現論1_2_03
>この様に、哺乳類は(自然界でも一般には)メスが生殖過程を主要に担い、オスが闘争過程を主要に担うことによって、メスとオスが調和し、種としてのバランスを保っている。それが、オスとメスを貫く自然の摂理である。(実現論1_2_04
>人類の女は徹頭徹尾、応望存在であり、自らの役割欠損を専ら性機能に収束させてゆく性的存在である。もちろん、それら全ては首雄の期待に応えて役割充足を得る為であり、従って男たちはそんな女たちを、純粋にかつ積極的に肯定視してきた。それどころか、樹上機能を失い、絶望的な状況下に置かれたカタワのサル=人類が、その極限時代五〇〇万年間を生き延びることが出来たのは、性と踊りをはじめとする強力な解脱充足回路を形成し得たからであり、もしそれがなければ、人類は生きる希望を失って早々に絶滅していたであろう。この様なサル→人類を貫くメスの応望存在化⇒性的存在化が、生物進化を貫く雌雄差別化のベクトルに合致した、その一つの極限的な実現形態であることは言うまでもない。 (実現論1_7_01

男女(雄雌)の役割分化は「自然の摂理」であり、進化の過程で男女(雄雌)役割分化を進めて来たからこそ、人類は適応し、生き残って来れた。
「協力しあうことでより良い結果が生まれる」のはもちろんのこと、「役割分化なくして適応していくことはできない」と言っても過言ではありません。

戦後持ち込まれた個人主義教育と男女平等観念によって、現代社会は男とは?女とは?と言う問いに対する答えを見失いました。結果、性はとことん迷走・衰弱し、互いの性(役割)に対する肯定視も失っている状況と言えます。(だから、本質的に性で充足できない)
70年に貧困の圧力=生存圧力は消滅してしまいましたが、現在は原発の問題を始めとする、様々な人類的課題=新しい外圧が存在しています。
この新しい外圧を克服、適応していく為にも、これまでの男女(雌雄)役割分化の上に、これからの男女役割を考えて行く必要があるのだと思います。

現在、るいネットや協働ブログでは、このような視点から新たな男女役割についての追求を行っています。新たな男女役割と書くと、難しい内容のように感じますが、どうすればもっと日常的に充足していけるのかの追求であり、みんなが当事者です。
より多くの人の参加が、新たな可能性を開いていくことに繋がるので、井上さんも、ぜひとも今回得た気づきを生かして、共に参加・追求していって下さい♪宜しくお願いします。
 
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