暴走する悪徳エリートの所業
253149 東電福島原発事故を防げなかった要因:日本人の運命受容型価値観か
 
猛獣王S ( バカボンのパパと同い年 ) 11/06/17 PM04 【印刷用へ
日本人の持つ運命受容型価値観が、逆に大きな災害を招いたとする記事です。

『東電福島原発事故を防げなかった要因:日本人の運命受容型価値観か』(新ベンチャー革命)リンクより転載します。
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1.東電元社員による実名での内部告発が海外マスコミで公表される
 
ネットには大手マスコミでは絶対に得られない情報が満載されていますが、その極め付きは、元東電社員木村氏がオーストラリアのテレビ局ABCに出演し、重大な内部告発をしている件です。
 
このニュースによれば、90年代末に、東電を含む日本の原発関係者は、福島原発が地震津波でメルトダウンするワーストシナリオをすでに認識していたそうです。にもかかわらず、東電は何も対策していなかったと木村氏は証言しています。この証言はそのとおりだと確信します。
 
現在の東電経営者は、木村氏の証言を虚偽だと否定することはできないでしょう。なぜなら、このようなワーストシナリオは他の専門家や福島県の政治家からも何度となく指摘されているからです。だから、今回の東電福島原発事故が想定外であったという関係者の公式回答はあり得ないわけです。
 
2.なぜ、日本の原発族は危険を承知で原発老朽機を長年、放置してきたのか
 
上記のような報道が海外で行われて、海外の人が到底、理解できないのは、日本の産官学の原発関係者(原発族)は、事前に危険とわかっていながら、なぜ危険を“平気で”放置できたのかという点にあります。合理思考が身に就いた欧米人には特に、理解不能なのではないでしょうか。
 
日本には過去、何度も大地震・大津波が襲来しているという歴史的事実が存在しているわけですし、東電を含む日本の原発関係者は地震津波専門家からもたびたび警告を受けているのです、にもかかわらず、平然と、その警告を無視してきたのです。
 
3.日本の危険物プラントは、耐震設計はしっかり行うが、津波をなぜか軽視してきた
 
 〜中略〜
 
4.原発に限って不可抗力の免責は通用しない
 
 〜中略〜

元東電社員だった木村氏の発言にあるように、原発だけは、災害でメルトダウンしたら不可抗力という言い訳では済まされないのです。
 
この原発の悪魔的本質に、木村氏が気付いて、東電経営者は気付かなかったということです。
 
5.東電経営者は運命受容型だった
 
 〜中略〜
 
6.シナリオ発想力の弱い日本人は運命受容型である
 
なぜ、日本人はシナリオ発想が弱いか、その原因に、日本人が運命受容型であることが関係していると考えます。
 
 〜中略〜

7.東電経営者が東電福島原発老朽機の安全不備を知って放置したのはなぜか
 
上記、木村氏の指摘通り、東電経営者は90年代末に東電福島老朽機の安全不備を知っていて、20年間も放置してきたのは、間違いなく“不作為の罪”ですが、なぜ、“平気で”放置できたのでしょうか。新規設備投資を優先させて、老朽機対策が後回しにされたのは確かですが、もっと深い要因があると思います。
 
第三者が何度も警告してきたように、いつか大津波が来襲するかもしれないが、そのときは“諦める”という諦念思想に、東電経営者の価値観が支配されていたのではないでしょうか。
 
この諦念価値観を多くの日本人は心の奥底で受け入れてしまいます、筆者も例外ではありません。
 
問題はこの次です、この諦念価値観(東洋的価値観)は、原発に限って通用しなかったのです。このことは、すべての日本人が原発破局事故を体験して初めて悟ったのです。
 
8.日本企業がグローバル競争に弱い原因がここにある
 
現在の世界市場は、BRICsなどの台頭で、日本企業は厳しいグローバル競争にさらされています。多くの日本企業は、前門のトラ(欧米企業)、後門のオオカミ(日本以外のアジア企業)に挟撃されて、苦境に陥っています。なぜ、日本企業は熾烈なグローバル競争に弱いか、その原因として、日本人が運命受容型であるからではないかと考えます。
 
運命開拓型の海外企業と運命受容型の日本企業がグローバル競争したら、諦めの早い日本企業はどうしても負けてしまう傾向があります。
 
日本人の価値観(日本人のDNA)が運命受容型であるというのは、米国人との比較で初めて気付く類のものですから、通常、われわれは、それをことさら意識してはいません。
 
9.人工地震説に強い拒否反応を示す日本人が多いワケ
 
3.11大地震に関して、ネットでは人工地震説が一部で流布していますが、一方で、強い拒否反応を示す日本人も多いわけです。なぜなら、大地震や大津波は自然災害であり、人間の手に負えない(アンコントロラブル事象)と信じて疑わないからです。
 
しかしながら、はっきり言えることは、運命開拓志向の強い一部の欧米人は、自然をみずからコントロールしようと努力し、彼らは実際にそれを実行します。たとえば、彼らは核爆弾を使用して人工地震を起こそうと挑戦してきたのは事実です。
 
原発の元となっている核反応応用技術も、太陽や地球内部で起きている自然現象の人工的コントロール技術のひとつです。
 
われわれ日本人は、運命受容型の日本人とまったく違う価値観をもつ運命開拓型の人間が地球上に存在することに気付きましょう。
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