生命原理・自然の摂理
25284 進化の一方向性
 
本田しおん ( 21 学生 ) 02/02/28 PM10 【印刷用へ
実現論は新たな考えを開眼させてくれました。
今まで腑に落ちなかった“事実”について、目から鱗が落ちた思いがしました。

特に進化について述べられている箇所が非常に面白かったのですが、同時に違和感もありました。

というのは、あたかも進化(この言葉自体には肯定の意味は含まれてはいませんが)がただ人間に向かって一直線に、一方向的に進んでいるような書き方をされていたからです。そしてその進化のあり方に雌雄の役割分化も織り交ぜられていることに少々疑問を感じました。

例えばゾウリムシなどの微生物はたいてい雌雄の区別はありません。しかし有性生殖は行われるので、単純なかたちにとどまったおかげで人類が滅びてもおそらく生き残っていられるような優れた環境適応力があります。またさらに複雑化したカタツムリも雌雄両方の機能を備えています。そして、私が一番気になったのは、わずかに触れられているだけでしたが、魚のことに関してです。確かに魚類は、後に両生類、爬虫類、哺乳類へと進化する前段階ですが、実に面白い種が多数存在しているカテゴリーでもあります。

「魚のメスは卵を産み落とすだけで子育てなどしない」とありましたが、これは半分間違っています。魚でも子育てをする種はあります。ただしその場合はオスが多いです。また、魚は雌雄転換する種もいくつかあります。この性転換に関しても、メスからオスになるもの、オスからメスになるもの、あるいは両方など、種により異なります。メスがハーレムを作るものもあります。

さらに、哺乳類と同じく爬虫類から進化したと見られる鳥類は、一夫一婦制が普通であり、子育てなどに関しても雌雄同等に行うものも多いです。確かにメスだけの子育てもありますが、逆にオスだけの子育てもあります。

こういった事例から、哺乳類以前に雌雄の役割分化をもってくるのは難しくなってくると思います。しかし、たとえ進化が一方向に進むものではなく、雌雄の役割分化が哺乳類以後であったとしても、この実現論の趣旨を覆すことにはつながらないと考えます。
 
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25371 なぜ進化論が必要なのか 石野潤 02/03/01 PM07
25370 進化は一方向ではありません 鈴木隆史 02/03/01 PM06

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