実現論を塗り重ねてゆく
252661 半島由来の日本の支配者の意識構造A(発想が貧困なのはなぜか)
 
田野健 HP ( 50 兵庫 設計業 ) 11/06/07 PM06 【印刷用へ
前投稿に続く)

日本への朝鮮支配者の移住は彼ら百済王朝滅亡の前に既に新羅、百済建国以前から五月雨的に進んでいた。半島内での戦禍を免れる為の者、半島との鉄交易の為に日本に住みついた者、その渡来の理由はさまざまであったが、何派も何派もこの時代(紀元後0年〜600年)に半島から日本に移り住み、日本でその基盤を確立し渡来民同志で異国日本で縄張争いを繰り広げた。

その中でも大きくは新羅系と百済、任那系に分かれ、その系譜は古墳の形態として現れた。全国に広がった前方後円墳は主流派の百済、任那系の系譜で縄張りを接しながらも古墳の形をそろえる事で互いの連携を強め、連合政権としての大和朝廷を築き上げる。一方新羅系の一派は出雲から岡山、東海地方に分散居住するが、古墳形態は前方後方墳であり、百済系の主流派と睨み合いながらも日本国内でその基盤を形成した。

大和朝廷から日本へ転換したのは隋、唐の統一王朝と無関係ではない。
百済から大量避難した王族一派が建国の道を開いた。彼らは大和朝廷に乗り込み、当時の実力者、新羅系の蘇我を排除するとそのまま天皇まで登りつめ、斉明天皇、天智天皇は母国奪還の動きとして白村江に向かう。そこでの決定的敗北の後、母国奪還をあきらめた王族は日本に戻り、日本を自らの租地に乗り換えていく。

以降の歴史は既にあった国内での新羅系、百済系との勢力争いをそのままトレースすることになる。
百済支配に反旗を翻した新羅系の大海人が天武天皇として日本国を建国。既に新羅系として繋がっていた中国文化を取り込み、いち早く大国唐に伍する国作りを始める。大和から奈良時代にかけての大宝律令や中国張りの官僚制度の施行は明らかに中国を意識しており、その後度々繰り返される遣唐使の派遣は列強中国へおもねる朝貢政策であった。

実質、天智天皇から始る天皇体制は天武天皇で新羅系に移り、その後平安時代の桓武天皇の代まで新羅系の天皇が続く。藤原という実力者を天皇の下に置き、転覆の機会を狙った百済系王朝の末裔は桓武で実権を取り返すとその後は安定政権に移行する。唐の弱体化も相まって、これが平安と言われた日本化の時代の始まりである。かな文字、和歌などの文化は日本文化でもあり、百済の系譜を組んだ文系文化であった。その後何度か百済系―新羅系の転換は行なわれたが、大きくは江戸時代まで百済系の天皇で継続している。
 
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