人工物質の脅威:大気・水・食品
252610 腸から進化した多細胞生物
 
川井孝浩 HP ( 38 東京 設計 ) 11/06/06 PM08 【印刷用へ
多細胞生物の全ては、腸から進化しています。

初期多細胞生物の海綿は、単細胞生物が寄り集まって、海中ポンプの構造を形成。海水の流動を促すことで、効果的に海水中の微生物やミネラルを吸収する方法を獲得した。

以降、そのポンプの内側を腸(最初の内臓)として完成させ、次第に腸を進化させ、同時にその周りに神経系や循環器系の組織を張り巡らせて行った。

現在、我々の身体の中で機能している心臓も脳も、元は全て腸から進化した器官なのです。

その進化の系譜は、生殖⇒発生過程を見ても明らか。

受精した卵子が細胞分裂を開始して間もなく、胎盤に着床すると同時に、母体からの栄養素の伝播ルートである腸を作り出します。エネルギーの供給ルートが確保された後、そのエネルギーを利用して腸の周りに次々と組織を形成して行きます。つまり、血管や神経系統等も含めて、全ては腸を作って初めて形成される組織なのです。

こう考えると、50年前に提唱され、医学会からは一蹴された「千島学説」の8大原理の一つ、腸内造血説というものは決して誤りでは無い事に気付かされます。

勿論、現在の定説である骨髄の造血幹細胞の役割も間違いでは無いと思われますが、体細胞の中心的な役割を腸が担っている事を合わせて考える必要が大いにあると思われます。

また、千島学説では共生進化も提唱されていますが、これも腸内細菌の存在を見れば紛れもない事実としか言いようがありません。現在の我々の腸の中にも、100兆を超えると言われる細菌類(しかもその殆どが嫌気性細菌)が共生しています。そして、この腸内細菌の力を借りることで、必要な栄養素の分解・吸収や免疫機能の獲得、さらには神経伝達物質までをも作り出しているのです。

今現在、話題となっている放射能による内部被曝の問題にしても、生きた菌の有用性が発揮されるのは正しく腸の中での活動に由来するものだと想定されます。

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そしてまた、腸が未熟な乳幼児156743 ほど、内部被曝の影響を受けやすい(放射性物質をそのまま血液中に取り込んでしまう)、という構造とも合致します。

放射能被曝による影響は最終的に細胞の悪性腫瘍=癌として表出しますが、癌の標準治療で使われている放射線治療、抗癌剤等の15兆円にも及ぶ癌市場もまた、利権構造に絡め取られた原発同様、隠蔽されてきた事実があると見る必要がありそうです。

腸内細菌は体内の外圧適応態。食事療法が効果的251117であるのも頷けます。
 
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