現代意識潮流を探る
25071 他の人を対象にして答えを探す時代
 
鈴木龍也 ( 30代 千葉 建築設計 ) 02/02/26 PM11 【印刷用へ
学生時代〜バブルの頃までは周りの友人が(さらに同世代の人が)何を欲しているのかわかりやすかった。車が欲しいとか、彼女(氏)が欲しいとか自分自身の欠乏と大同小異であったからだと思います。仕事上でも相手の利益とか会社での立場とか私自身の仕事に期待されているものもあまり迷うことはなかったように思います。
しかし、バブルの崩壊以降そうした私権的な期待には何となく違和感を感じ、特に何がしたいと言うこともなかった時期があり、一人で気楽に過ごしていたような気がします。
そのことに寂しさを感じるようになって、改めて仲間というものに目を向けるようになりました。そうすると、以前の私権的な意識では周囲の人との関係はあまりうまくいかないことに気付きました。自分自身も自分の都合に対して妙に気を遣われることに違和感を覚えるため、たぶん相手も同じなのだろうと思います。
そう、相手の期待するものが分かりにくくなっているのです。
仕事面でも社会の価値軸みたいなものがどこにあるのか分からない。
さらに、新聞やTVは理解に苦しむ事件を報道するが、その社会背景はさっぱり?状態。
「何とかしてくれ」というのが正直なところです。

 四方勢至さんの投稿を読むとまさしくその通りの現状にあるわけです。

先日のTVで、どこかの別荘(衣食住は十分にそろえた中)で誰ともかかわらずに一人で過ごす実験をやってましたが、人はそういう状況に耐えられない様です。「誰かと会話したい」と切実に思うのだそうです。
人は他人を必要とするということがまずは原点にあるのではないでしょうか。
「他人の振りを見て我が振り直せ」と言う言葉がありますが、現在はまさしく他の人を対象にして考えを巡らせないとならない時代になったのだと思います。
他の人が価値があると思えるもの、他の人が充足すると思えるものを探すことが「答え」に近づく近道なのだと思います。
 
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