過去によく見られた自我による充足は、今や魅力のないものとなってしまった。その反面、親和充足や共認充足は、今も本能不全や私権不全に有効に働いている。
自我充足の価値が低下してきたのは、見栄や自慢話、愚痴や批判が、どれほど小さな世界観であったのかが、浮き彫りになってきたからだと思います。また、新しい潮流である外向欠乏によって、「いろんなものを見たい、知りたい!」「視野を広げていこう!」「世界観を広げていこう!」といった流れは、自我に収束する力を、より小さなものとしているように思います。
この潮流の中で、解消できない社会不全も、新しい認識蓄積してゆけば、突破・解消の可能性を掴めると実感しています。
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