健康と食と医
250232 内部被曝を勘定すると放射線犠牲者は6500万人
 
深紫 11/04/25 AM08 【印刷用へ
内部被曝の危険性について警鐘を鳴らす、矢ヶ崎克馬(琉球大学理学部教授)氏の講演記録より引用させていただきます。
リンク

−−−−−−−−−−

 ヨーロッパ放射線リスク委員会が1945年から89年までに、放射線でどれだけの人がなくなったかをシミュレーションしました。ICRPの基準では、癌でなくなった人は117万3千人。小児の死亡者は勿論いません。生活の質の喪失というのも、放射線を受けたために健康に生活できなくなった人ですが、それもありません。それから初期の乳胎児の死亡、生まれてすぐの子どもの死亡といったものが、内部被曝を認めていないものですから、全部ゼロなんです。

 こういった内部被曝を認めない現れは例えばチェルノブイリでたくさんの人が甲状腺疾患で苦しんだり、癌でなくなったり、いまもなおたくさんの人が病院で苦しんでいます。これだけたくさん癌患者がいるにもかかわらず、ICRPはもちろん、IAEA(国際原子力機関)も、放射線による癌や甲状腺疾患とは決して認めないんです。彼らがこれを認めると、たいへんなことになるということを認識しているものだから、内部被曝に起因するようなそういうものは認めないというのが、ICRPの基準なんです。

 それに対して、ヨーロッパ放射線リスク委員会が、癌でなくなっている人たちがどれだけいるかというと、6161万9千人。小児の癌の死亡者は260万人。それから生活の質の喪失10%。初期胎児、死産が185万人。トータルで6500万人がなくなっている。もちろんこの放射線の源は大気圏核実験だけではなくて、原子力発電所その他の核施設も原因の1つということです。核実験と原子力発電所などの撒き散らしている放射線によって、癌、免疫力の低下、それから乳幼児、感染症、こういった方が苦しんで大量になくなっているのです。

 原子力発電はいま、地球温暖化を救うエネルギー創出方法だなんて、あらためて日本の放射線科学人を含めて、企業が大きい声を上げつつあります。日本は特に、安全神話と呼ばれている「原子力発電は絶対安全である」という根拠のないキャンペーンを張って、安全性だけを誇大宣伝しておりますが、そういうことはきちっとメスを入れていく対象であるし、データから見ると、原子力発電は中止していかなければならない対象であると考えます。


 
 
  List
  この記事は 250141 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_250232
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
250233 ICRPは核開発推進機関 深紫 11/04/25 AM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp