人工物質の脅威:大気・水・食品
249254 地震国家日本に世界一の原発が存在する理由@〜テロ・武装勢力に撃されれば日本の原子炉は簡単に暴走してしまう
 
猛獣王S ( 不惑 東京 営業 ) 11/04/11 PM02 【印刷用へ
『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』(池田整治/著 2011年3月刊)リンクの「第三章 地震国家 日本に世界一の原発が存在する理由」より部分転載します。(引用元:リンク
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● コマンドによる攻撃が想定されていなかった

1994年、渥美半島や玄海原発の現地研究に先立ち、私は韓国や米国の原発における「外敵への安全対策」を調査した。

韓国や米国の原発には、コマンド等のテロ・武装勢力に対して「増援が駆けつけるまで、何日間は外柵で持ちこたえる」との保安基準があった。つまりしっかりと武装して守られている。万一の場合、地域や国を越えて地球人類へ与える取り返しのつかないダメージや悲惨な状況を考えると、ある意味、それは当然の対策・準備だ。

ところが日本の保安基準は、せいぜい正門での通常デモ対処が関の山だった。

武装コマンドに襲撃されるという思考が一切欠落しているのだ。まるで「そんなものが来るはずがない」というような意思表示に、私は慄然した。

原発は各地の岬等に孤立している。地形的に見ても、海陸どちらの経路からも隠密侵攻するのに適しているのだ。

少なくとも非常時には専用回線で、近傍の自衛隊等に緊急救援を要請するシステムくらいは国として処置すべきだろう。十分に訓練されたコマンドには、日本の警察官が所持する22口径ではとても対処できない。

はっきり言おう。

各種のコマンドに攻撃されれば、理由は違えどもチェルノブイリ原発と同じように、日本の原子炉は簡単に暴走してしまう。

チェルノブイリ原発の周辺30キロメートルは、現在も、というよりも放射性物質の放射線量が半分になる半減期が一万年以上、中にはヨウ素のように1500万年以上というものがある点から推察すると、我々の文明が続くうちに人類が住めるようにはならないだろう。

日本の原発の位置関係と偏西風からそのフォールアウト(原子灰)を考えれば、どこにある原発が暴走しても、日本は国家として壊滅する。

そこまでの事態にならなくとも、通常発電で排出し続け、増え続ける一方の放射能汚染物質を無毒化することは、現代科学では不可能であり、単に容器をコンクリート詰めにして地下に保管しているに過ぎない。

どう考えても、その保管容器が1万年以上持つとは思えない。

コンクリートも鉄も、強い放射線に晒されると50年持たないだろう。このままでは地震ひとつで、人間の住めない大汚染地帯が、時間とともに拡大していく。青森県上北郡六ヶ所村の再処理施設周辺の放射能汚染が刻一刻と増加している事実も、都合が悪いという理由からマスメディアで報道されないだけの話だ。

そうした廃棄物の「有効利用」の先にある劣化ウラン弾等による放射線汚染で、現在、イラクの多くの子供たちが被爆・死亡している。

地球上の人間を10億人にまで減らしたい「彼ら」にとって、生産地と消費地の両方において、その目的を確実に、さらに継続的に達成し得る最高の手段として映っているのかもしれない。

どちらにせよ彼らの住んでいるところには影響しない。

もっとも彼らは、万一を考えて長期間生存可能な大規模地下シェルターを準備している。先進諸国でその準備がないのは日本くらいのものだ。

●原発は水さえ断てば空炊き釜の状態となる

原子炉内における核分裂が臨界点を超えると、これを止める手段は水しかない。万一の際には原子炉内も建物内も、水で一気に満杯にするわけだ。このため、大半の原発は海辺に建てられる。

これを逆思考すると、水さえ断てば空炊き釜の状態となり、原子炉融解、つまり暴走する。ある程度以上の地震、あるいは津波が原発を襲い、たとえハイレベルな耐震設計による原子炉そのものが損害を受けなくとも、複雑なシステムが損傷すれば大事故へとつながりかねない。冷却水システムもその一つに過ぎないのだ。

ちなみに原発は、大量に発生する熱エネルギーの三分の一しか電力へと転化できず、非効率極まりない。100万キロワットの発電所であれば、200万キロワット相当の熱水を排水溝から常時排出している。しかも管内が有機物で汚染しないよう塩素濃度を上げている。原子炉を運転している限り、自然界にないこの「高塩素汚染暖流」が生起するから時間の経過とともに周辺海域の生体を限りなく破壊することは自明の理だ。

大きな清水の水瓶を真っ黒に濁すのも、黒い水滴の積み重ねである。

日本全国の河川や港も、まさか家庭や工場からの排水でここまで汚染されるとは、当初誰も予想しなかったと思う。しかし汚染が続く限り、必ず目に見えるようになり、人の寿命を縮めることは間違いない。

全国55基の原発から排出される汚染暖流が、中長期的にどのような影響を日本列島におよぼすのか、誰も□にしない。

現在、海の「多様種スポット」とも言われる瀬戸内海祝島沖に、新たな原発建設が進んでいる。海水が変わるのに5年を要する瀬戸内海に、この原発ができれば、祝島の島民500人だけの生存問題ではなくなる。瀬戸内海は確実に死の海と化すだろう。
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続く
 
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