アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
247227 レーガン政権はベクテル社の傀儡
 
猛獣王S ( 不惑 東京 営業 ) 11/03/15 PM10 【印刷用へ
『レーガン政権はベクテル社の傀儡(EJ第1129号)』(intecjapan)リンクより転載します。
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 〜前略〜

かつてケネディ大統領から請われてCIA長官を務めた人物にジョン・マコーンという人がいます。CIAという組織が日本にないので、ピンとこないせいもありますが、かりそめにもCIA長官なのですから、当然政治家であると考えます。

しかし、ジョン・マコーンは民間人なのです。小泉政権でも民間人の大臣はいますが、まさか防衛庁長官のようなポストを民間人がやるとは考えられないことです。

マコーンは、第2次世界大戦で巨額な利益を出したベクテル・マコーン社の経営者なのです。ここにも「ベクテル」の名前が出てきますが、彼は、あの「ベクテル社」の創始者ウォーレン・ベクテル(モスクワで急死)の息子のスティーブン・ベクテルの事業バートナーなのです。

ワシントンで活動する連邦議会議員は、各州に住む国民から選挙で選ばれた人たちです。選出された議員は、二院制度のもとで上院、下院のどちらかに属して議会を構成し、法律を制定するのです。そして、行政トップの大統領も公選されます。

しかし、閣僚や政府高官は、公選された大統領が、自分の推進しようとする政策の実現に必要であると考える人を任命するわけです。一応大統領が指名し、議会がそれを承認するというかたちをとりますが、それはきわめて手続き的なものです。

CIA長官も他の政府高官も大統領が任命するのですから、当然その中には大企業の経営者や大資本家、学者など、多くの民間人が入ってきます。ですから、昨日まで民間企業の経営者だった人が突然防衛庁長官になっても米国では不思議はないのです。

1946年から1980年のレーガン政権まで、CIA長官は13名任命されていますが、そのうち7名は企業の重役や大株主なのです。そして、残りの6名は軍部出身です。

ここで重要なことは、大統領から任命された民間人の閣僚たちは、自分を任命してくれた大統領のためにのみ働くということです。たとえCIA長官であっても、国家の安全を大義名分として大統領の、またはCIA機関それ自体の行動が許されているわけです。米国の政治制度について考えるとき、この点を頭に入れておく必要があります。

もうひとつ米国の政治に関して知っておくべき知識として、CFR(外交問題評議会)があります。英国のRIIA(王立国際問題研究所)と米国のCFRについては、6月13日のEJ1127号で少しふれていますが、その設立について概略を述べておきます。

RIIAとCFRは、アルフォンス・ド・ロスチャイルド卿の次の2人の代理人の意を受けて創設された機関です。

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     1.アルフレッド・ミルナー卿
     2.セシル・ローズ卿
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ミルナー卿もローズ卿も、ともに英国の優位性を南アフリカで確保するために、1895年にボーア人が建国したトランスバール共和国転覆を意図する襲撃事件を仕掛けて、ボーア戦争を起こした仕掛け人です。ボーア人というのは、オランダ人、フランス人系の南アフリカ移民をいいます。

英国は、このボーア戦争に勝利して、広大な金とダイヤの鉱区権を確保しています。そして、ミルナー卿は、1891年にユダヤ民族の母国建設を通して中近東地域での大英帝国の安全保障を意図する会議――円卓会議を企画・主宰しています。

一方、ローズ卿は、1895年に1億5000万ドルの遺産を基金にした秘密結社を創設しています。この秘密結社の目的は、次の通りです。

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  大英帝国は究極的に、圧倒的権力を樹立し、もって戦争の
 廃止と千年王国の実現を達成すべし
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実は、ビル・クリントン前米国大統領は、このローズ基金奨学金の受給生だったのです。

1919年6月5日――秘密会合が開かれ、ミルナー卿の円卓会議と、ローズ卿のローズ基金を連合させて、RIIAとCFRの誕生が決まったのです。そして、RIIAはロンドン、CFRはニューヨークに本拠地が置かれたのです。

この1919年6月という年は、その前年の1918年11月にドイツが降伏して第1次世界大戦が終了し、その戦後処理をめぐって27ヶ国の代表が集まって開催されたパリ講和会議の終わり頃の時期に当たります。

英米仏の利害が対立して会議は難航しましたが、6月28日になって、やっと国際連盟の設立などを定めたヴェルサイユ条約が調印されたのです。この国際連盟という新しい国際協調組織の設立のウラにRIIAとCFRの設立は世間の目からは巧みに隠されたのです。

これらのRIIAとCFRは、いわゆる米ソ冷戦構造とは無関係の「高い次元」の存在であるといわれます。

 〜中略〜

RIIAは、1923年以降、歴代の首相と植民地総督が名誉所長を務め、後援会総裁には女王陛下が座ったのです。一方、CFRの方は、ニューヨークの名門プラッツ家の屋敷跡を本部にし名誉会長には、モルガン・ロェブ商会のエリフ・ルートが就任しています。

後年ベクテル社の社長を務め、レーガン政権の国務長官を務めたジョージ・プラッツ・シュルツは、その名の示す通り、スタンダード石油社につながるこのプラッツ家の一員なのです。
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