実現論を塗り重ねてゆく
247144 ギリシアの【思弁性】、さらにローマの【略奪性】、その上に塗り重ねられたゲルマンの【禁欲主義】が、後のヨーロッパ世界の基層。
 
たっぴ ( 35 京都 会社員 ) 11/03/14 PM01 【印刷用へ
ブログ:縄文と古代文明を探求しよう!
「ゲルマン民族とヨーロッパ文化の基層」リンク より抜粋引用。
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■ヨーロッパ文化は、どう変質したか?
卓越した戦闘力、あるいは強い略奪性については、何もゲルマン人から始まった訳ではない。ギリシアも、そしてローマも卓越した【戦闘力と略奪性】によって地中海世界あるいはヨーロッパ全土を支配するに至った。
注目されるのは、ギリシア〜ローマに掛けて花開いた【快楽を求める意識や享楽的な文化】が影を潜め、【禁欲主義的な文化へと移行】したことにある。ここで起こったヨーロッパ文化の変質は、単に性欲を我慢したり先送りにすることにあるのではない。

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【セックスに関わる全てを邪悪な罪】とみなし、その根源が女性にあると決め付けることで、【女性と快楽をひっくるめて恐れ憎み嫌う】という、どうみても地球上で西洋にしか存在しない性格が誕生した 「女性恐怖のドイツ的起源」リンク
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『十字軍遠征』において、遠征へと旅立つ騎士が、家に残す【女に鉄の貞操帯】を付けさせた・・・など、女性の不倫に対する病的な恐れは、中世ヨーロッパのゲルマン人の民族性にこそ見出せる。
十字軍遠征後のドイツにおいて、「(禁欲的に)働くこと」を前面に出し【宗教改革】が、ゲルマン人が多く住むドイツでぶち上げられたことは、ゲルマン人の民族性と無縁ではないように思われる。
=============引用終了===============

上記ブログの骨子・結論は、次の内容による。

★ギリシアの【思弁性】、さらにローマの【略奪性】、その上に塗り重ねられたゲルマンの【禁欲主義】が、後のヨーロッパ世界の基層となった。

あと、補足するとすれば、徹底した家畜管理のもとに、他国に侵略し、奴隷制度(支配観念)を活用し余暇を作り上げた上で、ギリシアの【思弁性=観念論】を作り上げたという点だ。
(この家畜管理の手法(=奴隷制への転換)は、クレタ文明を滅ぼしたアカイア人辺りから垣間見る事が出来る。リンク

上記内容を補完する内容を
これ迄のるいネットの投稿などから
●部のタイトル文 以降を抜粋引用。

●『白人の源流〜ギリシア・ローマ編〜2』 オリエントの文明の発祥である 『エーゲ文明〜クレタ文明』 日本を守るのに右も左もない
リンク 
クレタ文明には、母権社会が残存していたと思われる女神の土偶やクノッソス宮殿・蛇の女神像、、胸元が肌けたおおらかな美女の壁画、甲冑・武器が発見されていないなどの女性的で、平和的な様相があった。

このクレタ文明の時代には、【蛇の女神像】を始めてとして、母権社会が残っていたと思われる女性的で平和的な様相が残されていた。
しかしながら、この母権社会の象徴とも言える【蛇の女神像】を髣髴させる「蛇と女」に対する捉え方が旧約聖書『創世記』で大きく異なっている。
*********************************ウィキペディア
リンク によれば
【蛇が女に近づき、善悪の知識の木の実を食べるよう唆す。】女はその実を食べた後、アダムにもそれを勧め、二人は目が開けて自分達が裸であることに気づき、イチジクの【葉で腰を覆った】という
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●牧畜に西洋管理社会の源流をみる4:自然を完全に支配できるという発想 (247026
旧約聖書創世記冒頭には「あなたがた人間はわたし神に似ているがゆえに、動植物の管理をあなた方人間に委ねる」とある。このような自然を完全に支配できるという発想はモンゴロイドのアニミズムからはとても起こりえないものであるが、【徹底した家畜管理の方法論の延長線上に、西洋人は観念もつくりかえていった】のである。

●西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかA
〜古代ギリシア・ローマに快楽敵視が存在した証拠はない (246245
古代ギリシアからヘレニズムを経てローマにいたるまで、【地中海文明の人々にとって肉体美は一貫して高い賞賛の対象】であった。★肉体に悪魔が宿るなどという考え方は、そこには微塵たりともみられない。(中略)
とにかくローマの時代までは、人間の裸体を罪や邪悪と結びつける倫理観が社会の規範をなすようなことはけっしてなかったし、むしろ支配者は、有名な「パンとサーカス」のことばで知られるように、【領土を治めるためには大衆への快楽の提供が不可欠】だと考えていた。(中略)今日のドイツの都市には、かつてローマ人が築いた大浴場や劇場の跡が残っている。(中略)さまざまな浴場にサウナからマッサージ室からスポーツジムまでも併設する一大温泉施設として完成するのである。

しかしローマ帝国崩壊後のヨーロッパをみるとどうだろう。上記のバースが十八世紀以降になってようやく、長く見捨てられてきた廃墟から復活しはじめるのに象徴されるように、五世紀以降のヨーロッパ人は一転して、【浴場などには見向きもしなくなる】のである。

●西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかB
〜隠蔽したいローマ帝国崩壊後の空白の200年間 (246247
ローマ帝国崩壊後、ヨーロッパ文明の担い手が、狂暴なまでに戦闘的であると同時に快楽を極端に忌み嫌う、ローマ人とはまったく別種の民族に取って代わられたことを知ることから、ヨーロッパ文化史を初めて整合性のあるものとして把握しうる道が開ける。(中略)
しかしこの新たな支配者たちは、石の家をひとつ建てる知識もノウハウも持ち合わせていなかった。ヨーロッパの支配権を確立したとたんに【彼らが行ったことは、かろうじてローマの高度な文化やテクノロジーの継承者として生き残ったキリスト教の修道士や司祭を自分たちの側につけることと、自らの野蛮な出自を消し去らんとするかのごとく、ローマの継承者を名乗ること】であった。

●西欧だけが性を罪悪ととらえる文化であるのはなぜかD〜女性恐怖と快楽敵視の思想の起源(246251
ゲルマン民族が支配する新秩序は、大浴場にもスペクタクルにも見向きもしない。
ドイツの哲学者が語る精神が、【快楽、それもとりわけ性的快楽を敵視】せざるをえない環境のもとで生まれた〈ゲルマン的〉精神である可能性を、テュルケのことばは示している。

☆「性生活が制限され、抑制され、自然のままでの状態ではありえないときにこそ、人間の生活に変化をもたらす精神が機能しはじめるのだ。」

●<世界の各部族の婚姻形態 メモ> 古代ゲルマン族 (234632
婚姻様式
一対婚(勇士婿入り婚)
【厳格な一対婚。浮気をしない。】
男子は晩婚。(男は勇士に成ってから結婚)
娘達も結婚を急がない。(女は一生に一度だけしか結婚できないから男を見定め挑発する)。

 
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