実現論を塗り重ねてゆく
245354 2/6なんでや劇場(6) 次回劇場への提起〜力の原理と父権制の関係構造は?
 
冨田彰男 ( 47 兵庫 経営管理 ) 11/02/08 PM08 【印刷用へ
【資料】
「■地域別古代史年表」リンク

欧米人がなぜ侵略性・私権性が強く、自我や架空観念度が強いのか? あるいは、なぜ大量の奴隷を使役してきたのか?
これが追求すべき課題であるが、その焦点は彼らの骨身に染み付いている力の原理(力第一の価値観)である。

この力第一の価値観はどのようにして形成されたのか?
戦争に次ぐ戦争によるものか? 遊牧という生産様式によるものか?

力の原理と密接に関係するのが父権制。父権原理がいつから登場したのか?

(注)私権時代を分析する上では、従来の「母系制・父系制」という概念を「母権制・父権制」という概念に置き換える。∵権力の所在と不可分一体だからである。

力の原理は戦争から、父権制は遊牧から発生する。では、この2つのファクターがいつ、どのように重なって欧米人の私権性が登場したのか?

中国では4500年前まで母権制だったが、夏王朝以降は父権制が確立した。印欧語族も4500年前には遊牧という生産様式と戦争圧力から考えて、父権制に転換していたと考えて間違いないだろう。

ユーラシア大陸の遊牧部族は大きく、印欧語族、セム族、モンゴロイド(モンゴル・ツングース・トルコ)に分かれる。

【1】これらの遊牧部族が父権制に転換したのは8000〜5000年前と考えられるが、それぞれが父権制に変わった理由は何か?

【2】そこに戦争圧力⇒力の原理が加わるとどう変わるのか?(逆に言えば、戦争が起きる前の父権制の力はどの程度のものなのか?)

【3】ここまでは、印欧語族もモンゴロイドも同条件のはずである。では、印欧語族も中国も全く同じと見なしてよいのか? 違いがあるとすれば、その違いはどこで生まれたのか? 

今の段階で言えることは、モンゴルは氏族共同体を残しているが、印欧語族は共同体を破壊し尽した略奪集団である、従って労働の忌避⇒奴隷の使用という違いはある。

この3段階の問題を構造化が、次回のなんでや劇場の追求テーマの予定。
 
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