共認運動の真髄は協働運動である。
この協働という活動様式がポイント。協働とは文字通り、相互の活力を上昇させ、新しい認識を生み出す原動力になる。
共認運動の最初の協働は「参加」することである。
まず参加するだけですでに立派に新しい社会統合運動に貢献していることになる。これは他の運動と大きく異なる。
例えばネットサロンに新しいメンバーが参加する事で、初めての参加者は全く新しい疑問や視点をグループに与えることが出来る。また、グループの旧参加メンバーは新しい参加者の疑問や期待にどのように答えを提供するかに頭を使い、活性化する。つまり新しい人の参加者が新しい答えを作り出すきっかけになるのだ。
次の協働は「課題を追求」することである。
参加するメンバーとまだ答えのない課題を追求しようとするその時点で協働は機能する。これは5人、10人、100人、1000人とその課題を共有し、追求する人が多ければ多いほど、活力が上昇する構造にある。
参加者が多いほど調べ物や、探索範囲が広がりマンパワーとしての追求が上昇するが、それだけではない。多くの人が共有する課題はその答えを作り出そうとする一人一人の意欲や活力そのものを上昇させる。
これは共認運動が人々の答え期待を原点とし、それに答えることで新しい活力源を作り出していこうとしているからである。
最後に協働とは次代の社会統合の原初形態であるという事
共認運動がそれを実践する最初のスタイルであることは言うまでもない。
助け合うというより互いに刺激しあい、期待しあうことで創造や生産が繰り返されていくのが次の社会の青写真である。つまり、同類圧力とは協働によって作り出されていく。共認運動とは同類闘争圧力を健全に作り出していく一つの試みである。 |
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