人類の起源と人類の拡散
243120 モンゴロイドの歴史@ 20万〜4万年前 スンダ・モンゴロイド、北方モンゴロイドの誕生
 
案内人 ( 人類史 に 光を照らす ) 10/12/30 AM02 【印刷用へ
(※モンゴロイドの名前に付いているC,D,Oなどは、Y染色体のタイプを示す)

■アフリカからユーラシア大陸へ
19.5万年前、アフリカ東部(現エチオピア)にて、最古の現生人類が誕生した(単一起源説)。以後、アフリカ大陸で人口を増やしていった現生人類の一部は、12万年前の間氷期(温暖期、+2℃)を初めとして、それ以降何度も(数十回?)アフリカ大陸からユーラシア大陸へと渡ってきたと考えられる。
アフリカからユーラシア大陸へは、温暖湿潤期にはシナイ半島〜東地中海沿岸のルート、寒冷乾燥期にはアラビア半島南東部沿岸のルートを通ってきたと考えられている。

人類は遺伝子の多様性が他動物に比べて極端に低いため、ごく一部を除いて絶滅したと考えるしかない。その一つが、7.4万年前のトバ火山(スマトラ島)の噴火による寒冷化(噴火後2〜3年で15℃低下)である。この時、地中海沿岸やアフリカに南下した旧人と現生人類、及び熱帯地方で生き延びた原人、旧人、現生人類を除いて、北方に拡散していた現生人類は絶滅した。
※アフリカに旧人が生き残っていない理由は、ユーラシア大陸に渡って新しい免疫機能獲得した現生人類に淘汰されたからだと考えられる(免疫淘汰説)

■モンゴロイドの誕生→スンダ・モンゴロイドの誕生
アフリカを出て、東方へ向かった人種はモンゴロイドと呼ばれる(最も遡れば7万年前)。
約7万年前から最終氷期(ヴュルム氷期)に入ったため、寒冷化→極地の氷河発達によって海水面が下がり、東南アジアにスンダランドと呼ばれる大陸が出現していた(マレーシア、インドネシア、フィリピンなどが繋がっていた)。

東方へ向かった原モンゴロイドは、インド亜大陸を通って、5.0万年前までにはスンダランドに到達。彼らはスンダランドの気候に適応し、形質が固まっていく。【スンダ・モンゴロイド】 (東南アジアのニア洞窟に5.0万年と推定される現生人類の頭蓋)一部は、日本列島に漂着した。
同様に、オーストラリアに移動し適応したモンゴロイド【オーストラロイド】や、中国南部に移動し適応したモンゴロイド【シナ・モンゴロイド】も存在した。

■原モンゴロイドの北上
バイカル湖周辺は、12万年前の間氷期(温暖期、+2℃)には針葉樹林が広がっていたが、9万年前以降寒冷化していく気候の中で、針葉樹が縮小し、ステップ草原が広がっていた。ユーラシア北部から北アメリカ北部にはステップ草原が広がっており、マンモスゾウの他、バイソン、トナカイなど多くの大型哺乳類が棲んでいた。

5.1万年前〜4.6万年前の小間氷期は、南アジアも温暖・湿潤だったと言われており、原モンゴロイドはインダス川流域に留まっていたと考えられる。
しかし、4.6万年前以降の寒冷・乾燥化→砂漠化に直面し、より湿潤な土地を目指して北東へ向かって移動、パミール高原→タリム盆地に到達した。彼らは、水を確保するために川沿いを移動し、湖岸の洞窟に居住していたと考えられる。
その後、4万年前頃?の温暖期に、バルハシ湖を経由してバイカル湖まで北上したと考えられる。【北方モンゴロイド】(アルタイ山脈北部〜オビ川・エニセイ川最上流域では、5万年前〜4万年前の石器遺跡が見つかっている。)
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_243120
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
290376 「脱アフリカは13万年前」 3年前のるいネットの仮説を、ようやく学会が証明?! 西知子 14/05/19 AM01
245553 氷河期末のできごと@ 氷河期ってどんな世界だったのだろう? 松井英仁 11/02/12 PM00
245189 【モンゴロイドの歴史:1】index 小圷敏文 11/02/05 AM01
シベリアの厳寒に挑んだモンゴロイド(マリタ人) 「共同体社会と人類婚姻史」 11/02/03 PM07
244805 12.5万年前、人類の脱アフリカルートはアラビア半島経由だった!〜本日のニュースより 田野健 11/01/29 PM01
モンゴロイドの歴史1〜モンゴロイドの誕生と北方進出 「縄文と古代文明を探求しよう!」 11/01/20 PM05
殷の起源〜東方へ逃げ延びたシュメール族の後裔? 「日本を守るのに右も左もない」 11/01/07 PM07
243121 モンゴロイドの歴史A 4万〜1.3万年前 中央アジア・モンゴロイドの誕生と拡散 案内人 10/12/30 AM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
人権ファシズム
「権利」は自己正当化のために捏造された架空観念
架空観念で現実を体系化した法学が自己矛盾を引き起こすのは必然
矛盾だらけの法学が、社会を閉塞させている。
「セクハラ」の驚くべき事実。
規範なきマナーの氾濫
過剰な法令遵守が生む思考停止社会
『強制加入の年金制度』は、ねずみ講よりたちが悪い。
国家のあらゆる部門で粉飾会計
「公務」とは
勝ち組ほど、阿呆になる時代
特権階級の自家中毒
暴走する特権階級→忍び寄る『警察国家』の影
軍と官僚制の罠 〜古代国家の官僚制〜
暴走する「検察」@〜検察権力の強大さ〜
暴走する「検察」A〜検察を捜査する機関が日本にはない〜
財務官僚の無能、しかもその自覚全くなし
平成官僚は無能すぎる
文官高等試験合格者が権力の座に着いた昭和初期に日本はおかしくなり始める
CIAは実は無能なダメ機関⇒「エリートは超優秀」という騙しの崩壊
試験制度の問題性はどこにあるのか?
官僚制と試験制の通史的総括
官僚制と試験制の構造的欠陥
幕末の志士亡き後、戦前の試験エリートは失策に失策を重ねた
戦前から顕在化していた、詰め込み教育の弊害
明治時代初期:なぜ、学校一揆や学校焼き討ちが起こったのか?
日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!〜中村敦夫氏が「霞ヶ関」の実態を暴露
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(3) 騙しの破綻→特権階級は追い詰められている
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
『国を変える劇的な方法がある』 阿修羅
原子力利権 〜政・官・産・学・マスコミの結託→暴走〜
官僚と東電:特権階級=試験エリートの悪行
現職の鈴木宗男衆議院議員への不当な最高栽の有罪判決と投獄の政治弾圧@
広域暴力団「霞ヶ関」
最高裁(=検察審査会事務局)は「架空議決」という信じられない手を使って小沢を起訴した
世界中を巨大市場化していく諜報機関
CIAと麻薬の結びつき
エシュロンとNSAとの関係露呈の歴史

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp