生物の起源と歴史
242995 哺乳類の集団構造(クジラ)
 
岩井裕介 ( 39 山口 再開発プランナー ) 11/01/02 AM00 【印刷用へ
■哺乳類の集団構造(ハクジラ)
ハクジラはヒゲクジラより多様な群を形成し、全てのクジラ目のほぼ9割を占める。(イルカ、カワイルカ、ネズミイルカ、シロイルカ、マッコウクジラ、オオギハクジラからなる)
ほとんどのハクジラは群れで生活するが、数は10匹以下から1000匹を超えるもの(イルカの種で見られる)まで様々である。群れの構成はよくわかっていないが、食事のようなそれぞれの仕事を行うのにサブグループをつくったり、シャチなどは協力して狩りを行うように、複雑な社会構成が存在することが推察されている。

●マッコウクジラ
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北極から南極まで世界規模で分布。
全てのクジラ類の中で最も大きな性差をもち、標準的なオスの体長メスの1.3〜1.5倍、体重ほぼ 2倍。
雌と子は母系の集団(子どもや10歳以下の若い個体の交じった群れ)で暮らす。通常15〜20頭、最大で50頭くらいまでの大きな群れをつくることもある(共同育児群)。母子の結びつきは強い。

オスは単独行動が基本。若いときは結びつきの弱いオスだけのグループをつくるが、その後は単独生活が基本。オスは高緯度の寒流域にも夏場の餌を求めて進出するが、メスと子が暖流域の外に出ることは滅多にない。
繁殖期になると、大きなオスが10頭ほどの雌を引き連れて単雄複雌群(首雄集中婚)を形成するため互いに性闘争を行う。

(人間を除く)唯一の天敵はシャチ。若い個体とメスはしばしばシャチの餌食になる。しかしオスの成体は大きく攻撃的なので、尾の一撃によってシャチを返り討ちにする。

●シャチ
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一般的に冷水を好むが世界中の海に生息。
定住型、回遊型、沖合型の種があり、環境によって食性や集団形態は異なる。
回遊、沖合型の生態は単体生活するものも多いが(不明点も多い)、定住型は数頭から数十頭ほどの群れ(ポッド)を作って生活し、非常に社会的な生活を営む傾向が強い。
群れ(ポッド)は母親を中心とした血の繋がった大家族で構成され、大人のオスとメス、様々な年齢の子どもからなる。オスは通常一生を同じ群れで過ごし、メスも自身の群れを新しく形成するものの、生まれた群れから離れることは少ない(ただしカナダの個体群の例、他の海域のシャチ全てに当てはまるわけではない)。

それぞれの群れは、その家族独自の「方言」とも呼ばれるコールを持つ。ある特定の海域では年に1回、いくつもの家族が100頭以上の群れを形成する「スーパーポッド」という行動も知られている。
共同的な子育ても多く観察されている。母親が餌取りに専念している間、他のメスが若い個体の面倒を見る「ベビーシッティング」的な行動や、獲物を若い個体に譲ったり、狩りの練習をさせる行動も知られている。

母系大家族的な集団のようだが、特殊で不明点も多い。
 
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