実現論を塗り重ねてゆく
242680 哺乳類の集団形態(イヌ科)
 
匿名希望 ( 30だい おとこ ) 10/12/23 PM05 【印刷用へ
●狼(イヌ科)

・オオカミは群れで生きている。基本的にはパックと呼ばれる優位のつがいとその子供たちという集団の群れで生活する。それぞれのパックがそれぞれ縄張りを保持しており、護っている。
※異なるパックでの狩りの協働は無い。

婚姻様式は一対婚(生涯を共にするつがい)。例外的に他の個体が繁殖することもある。
・交尾期は年1回で冬季に行われる。妊娠期間は60-63日、平均4-6頭の子を産む。雌は巣穴を作りそこで子育てを行う。父親や群れの仲間も子育てを手伝う。

・子は目が開くのは12-14日、20-24日で動きまわれるようになり、群れを認識する社会性が育つのは20-77日の間でこの間に離乳する。固形食は大人が吐き戻して与える。8週ほどで巣穴を離れるようになる。
・子は1年も経てば成体と同じ大きさになるが、性的に成熟するには2年ほどかかる。成熟したオオカミは群れに残るか、群れを出て配偶者を見つけ(この過程で1匹になることを一匹狼という)、新たな群れを形成する。

<その他:リーダーと群れについて>
・群れのリーダーはしばしば優位な狼とか、アルファ狼と呼ばれる。
・リーダー狼の多くは攻撃性に乏しく、おそらく下位の狼より安全。
・群れのリーダーの独断性が低ければ低いほど、群れの支配をめぐる争いや攻撃が生じにくい。
・群れの雰囲気は群れを率いる狼(殆どは親切な独裁者とみなすのが適切かもしれない)の固体で、殆ど決まる。
・群れを率いる狼が友好的で陽気な気質で、群れの全ての狼と仲がよい為、くつろいでのんびりとした雰囲気の群れもある。
・リーダーに忠誠心を示す1〜2頭とリーダーが群れの『上層部』をなし、それと揉め事を起こす別の狼がいる群れもある。
・リーダーがいつも独断的でいなければならず、争いが絶えない群れもある。
・繁殖期が始まって、1つ下かあるいはもっと下位の狼による、アルファの地位をめぐる争いが引き金になって、争いが始まる場合もある。
・群れには本質的に単純で直線的な順位も支配のヒエラルギーといった物もない。
・メンバー同士の強力関係があり、これには年齢や性別は関係ない。
・子狼は似たような気質を持っていて、同じような反応を示す同士との遊びを好む。
・つがいではどちらか一方がそれ程強引でなかったり、気持ちの高まりに時間がかかるとうまが合わない。
・遊びの最中には、社会的な役割が逆転する事がよくある。
・仲間の気をそらして、食物を盗む為に遊びに誘ったりもする。
・狼が死んだり、性的成熟を迎えたり、あるいは新たに忠誠をつくす相手に出会ったりすると、群れの中での関係は変化する。
・固体や世代にまたがる関係といった状況が常に変化するのに対して、群れの結束性は社会的な献身や忠誠による永続的な絆、リーダーに従おうとする生得的な性向によって、最後まで保たれる。
・時々群れがバラバラになる事がある。
・下位の者でも老齢による「追放者」でもない固体が群れを去るような事もある。
・去った狼のおかげで、近接する群れの間に重要な遺伝子拡散が起こり、過度の近親交配の防止に役立っているのかもしれない。他の群れから離れた単独の狼を見つけ最適な状況であれば、彼等自身の群れを形成する狼もいるかもしれない。
・一定の範囲内にいる群れは、恐らくすべて遺伝的なつながりがある。
・狼の群れのサイズと原始的狩猟採集民の部族やバンド(小親族集団)のそれとの間には類似点がある。
・狼の個体調整は、一種の社会的な育児制限で行われている。
・普通もっとも優位なメス狼が仔を産み、他のメスがつがいを形成するのを妨げる。
・群れのリーダーであるオス狼がつねに優位なメス狼の相手とは限らない。
・食物が不足すると争いが起き、劣位の狼(若い狼が多い)は、飢えるか、もしくは食物を求めて群れから離れなければならない事もある。
・狼の力は群れにあり、群れの力は狼にある、というのは特定の属性に強力な社会的選択が働いているに違いない事を物語っている。
・儀式的なディスプレイや服従などを通じた攻撃的な衝動の抑制は、人間にも狼にも見られる。

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