実現論を塗り重ねてゆく
242669 哺乳類の集団形態(ネズミ)
 
野田雄二 ( 49 大阪 営業 ) 10/12/23 PM01 【印刷用へ
ネズミの集団形態について調べてみました。オスは縄張り意識が強いことは共通しており、ボス集中婚の集団を形成するものが主流ですが、乱婚や、一対婚も部分的に存在するようです。

■ネズミの種類・生態リンク

ネズミの活動は巣を中心に行われ、一般に草食性のものに比べて雑食性のものの方がその活動範囲は広い。

ネズミは集団を形成し縄張り(テリトリー)を持ち、自分達の地域内への他の集団の侵入を許さず餌の確保を行っている。また、この縄張りの外にさらに広い行動圏(ホームレンジ)を有している。行動圏は主として餌を求めて歩く範囲であって、他集団のネズミとの争いがあっても縄張りほど激しい争いはしない。

■閉鎖環境及び自然環境に於けるドブネズミ集団の動態リンク
1)閉鎖環境と自然環境に於けるドブネズミ(Rattus norvegicus)集団の構成や、構成の動態を観察し、それによつて自然集団でみられる動態が、飼育環境下の集団に於てはどうか検討した。

2)閉鎖環境に於ける観察は、野外ネズミ飼育場内で行われ、その結果最優位の雄1頭及び雌多数、及びこの群れから生れた雌雄の子鼡より成る一集団を構成した。一方自然環境に於ける観察は、ある畜舎に棲息するものについて行われ、その結果屋内の集団が雌雄の成体及び子鼡を含む三群より成ることを知つた。

3)飼育場内に出来た集団には、最優位の雄により他集団から移入した雄は排斥され、雌のみ受け入れられた。なお同じ集団内では最優位の雄と雄子鼡、及び同集団内の雄子鼡間には争いは生じない。このことから, 自然集団内に最優位の雄を欠く場合や集団が同じ群れから出発している場合など、異集団間或は同集団内で、雄が争いもなく交流し共存することもあるのではないかと考える。

■川口先生のペットコラム:動物の住居リンク
プレーリードッグ
体長で30cmから40cm、尾が10cmくらいあるリスの仲間だ。彼らは群れで生活しているが、基本的にオス1頭に4頭のメスの繁殖集団と、若い雌雄が共同で生活しており、この群れをコテリーと呼んでいる。

個々のコテリーは縄張りを持っていて、真冬の交尾期はお互いに攻撃的になるが、およそ1ヵ月の妊娠期間を経て、春が訪れる頃5頭前後の子が生まれるとまた静かな町になる。

■アカネズミのフグリリンク
アカネズミ Apodemus spesiosus
成獣で体重30〜60g。10分間で1km移動する能力があるほど,水平移動に長ける。樹上利用もしないわけではないが,基本的に地上性。利用環境は二次林やエコトーン,農耕地や河川敷まで幅広い。
 機動性を生かして点在する餌場を巡回する。婚姻システムは一夫多妻もしくは完全な乱婚型。

繁殖期となれば,雄は機動性を生かして,どのくらい沢山の雌を廻れるかということが重要になります。雌が交尾可能であれば交尾し,子育てに関与することなく,次の雌を探します。

ヒメネズミ A.argenteus
地上も徘徊するも,半樹上性と言うよりは,樹上利用にウェイトが掛かる。アカネズミよりも運動背の高い昆虫などをハンティングする。体重で約1/2〜1/4程度アカネズミよりも小型であるため,代謝率の高さから,固定した採餌効率の高い採餌場所を必要とする。その結果,雌雄ともに樹上空間に広がるかなり強力な縄張りを形成する。このことは一夫一妻型の婚姻システムを発達させた。父親も育児に参加する(paternal careを行う)稀有なネズミ類である。
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
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8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
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