実現論を塗り重ねてゆく
241776 古典期ギリシャの方言分布からみる古代ギリシア人の移動
 
たっぴ ( 35 京都 会社員 ) 10/12/05 PM10 【印刷用へ
☆例えば、4200年前〜4000年前に、ギリシアに侵入したイオニア人・アカイア人は気候変動による移動か?掠奪目的の移動か? そもそも歴史の教科書によって彼らがいつ頃ギリシアに入ったのか記述が違う。⇒彼らがいつ頃ギリシアに入ったのか? 山賊のような活動をしたのか?掠奪婚かどうか? これも調査課題。(241484

上記の疑問点を古典期ギリシャの方言分布から,いつ頃イオニア人やアカイア人がギリシアに侵入したかを捉えてみる。

古代ギリシア人の移動に関する言説
リンク
ギリシア人の民族移動
リンク
より,抜粋転記。

《古典期ギリシャの方言分布》
□東方方言群
イオニア方言群(アッティカ方言)・アルカディア=キプロス方言群・アイオリアス方言群など

□西方方言群
ドーリアス方言群・北西方言群(アイトリア方言・アカイア方言・フォーキス方言など)
□他(マケドニア方言)
方言集団の移動による伝播が考えられた

□ギリシアの神話や伝承
・イオニアス方言がもっとも古い
 ペロポネソス戦争時のアテネの老人たちのブローチ
 蝉の形をしたブローチ=土地生え抜き

・コドロス一族のイオニア入植の神話伝承

・ホメロスではトロイに遠征したギリシャ人たちは「アカイア人」と呼ばれる。

《移動し移住する英雄たち》
ペルセウス:メドゥーサ退治・アンドロメダ救出
カドモス:フェニキアの王子・テーバイ建設
トロヤ戦争後生じたヘラクレス一族の帰還とドーリス人の移住

■古典期の方言群の広がり
空間的にまとまりのある方言群の形成
イオニア方言:エーゲ海を中心にアッティカから小アジア沿岸まで
ドーリアス方言:ぺルポネソス半島を核にクレタ島から小アジア沿岸まで
アイオリアス方言:ギリシア中・北部からエーゲ海北部を経て小アジア沿岸まで

■方言群集団の移動による方言の拡散を想定
バルカン半島の北部或いはウクライナの草原地帯にいたギリシア語の母集団(=印欧語族)から方言分化した集団が,幾つかの異なった時代にバルカン半島を南下し,南のギリシアの地に侵入して原住民を征服し,自分達の文化と言葉をギリシアにもたらした。

□パウル・クレッチマーの説
ギリシア語が本来持たない語尾(−nthosや−ssos)を持つ地名,人物名の存在に着目。
コリントスやクノッソスなどの地名。ヒュアキントスやナルキッソス(何れもギリシア人が持ち込んできた神々の従者で,死んだ神)などの古い神々の名前。
ギリシア人がギリシアの地にやってくる前には−nthos や−ssosの語尾を名詞に持つ先住民がいた。彼らはその後やってきたギリシア人に征服され,同化する中で民族としてのまとまりを失ってしまったが,地名などにその痕跡を残した。

紀元前2000年頃:イオニア方言を話す人々が移住
(4000年前)  ミニュアス式土器に代表される中期青銅期文化
        をもたらす。

紀元前1600年頃:アカイア方言を話す人々が移住
(3600年前)  ミケーネ文明リンクをもたらす。

紀元前1200年頃:ドーリアス方言を話す人々が移住。
(3200年前)  ミケーネ文明の崩壊と鉄器並びに火葬文化をもたらす。
・イオニア人の逃避:メッセニアのピュロスからアッティカへ,アッティカから小アジアの沿岸へ。
・アカイア方言を話す人々の逃避:ペロポネソス各地からアルカディアへ,或いはペロポネソス北部のアカイア地方へと逃避。この頃からアルカディアやアカイアにミケーネ式の土器が出現。
・アルカディアからキプロスへ一部の人々の移住。アルカディア方言とキプロス方言の近似。
 
  List
  この記事は 241484 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_241776
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
新しい潮流7 同類圧力は、新しい認識によって生み出される
新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置
新しい潮流10 外向仲間収束は、観客から協働者への移行の土台となる
新しい潮流11 外向仲間の拠点(収束核)が、認識形成サイトである
新しい潮流12 外向仲間の本質は認識仲間である
新しい潮流13 認識仲間の実現基盤
新しい潮流14 社会空間における本源共認の実現形態
認識形成サイト1 認識仲間の演場となる拠点サイト
認識形成サイト2 単なる共鳴・伝播と参加・協働の違い
認識形成サイト4 市場原理の観客読者と本源原理の協働読者
発信欠乏は、喉元まで出かかっている
認識の営業は、相手を選ばない
対象は、ネットに馴染んでいない普通の人々
認識営業の『まつり場』こそ、『原初の社会』である
新しい社会の原基構造
認識を伝えた相手にも、同じ充足感を味わってもらう
認識営業の条件:対象はあくまでも新しい相手
私達は「気付き」始めた
本当にどんどん広がってる!
新たな世代間対立の始まり
みんな期待に応える場では、全員が供給者=需要者
サークルの引力と交流会の引力
バラバラだった社会現象が、交流会では繋がっていく
心斎橋(アーケード)路店でA
心斎橋(アーケード)路店でB
心斎橋(アーケード)路店でC
「次は、路上の時代になる!」と言い切った、その女の子。
共認運動の最前線(なんでや露店)と後方基地(なんでや勉強店)1
勉強って、こんなにも面白いものだったとは!
なんでだろう?を超えてしまった高校生
おばちゃんの表情に見る社会不全の表出
なんで屋さんはなんでも屋になれる
否定を超えて可能性基盤へ 
大衆の言葉の変化もプラス思考で
発信するために、受信する
ツイッターで、ひたすら皆の役に立つ事実を伝える。自らが媒体になりきる。

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp