実現論を塗り重ねてゆく
241483 「ミケーネ文明の特徴」  〜古代遺跡の観察と概要〜
 
たっぴ ( 35 京都 会社員 ) 10/11/30 AM11 【印刷用へ
神々の故郷と、その神話・伝承を求めて(岐阜大学名誉教授 小澤克彦)HP
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より以下引用。

■ 位  置 ギリシャ本土、ペロポネソス半島
    
 ■ 世 界 遺 産  トロイ攻めの総大将アガメムノンの城「ミケーネ」と英雄ディオメデスの城「ティリンス」。付随的に、未指定の「ピュロス」「イタカ」「オルコメノス」などのミケーネ時代の遺跡、「アテネ考古学博物館収蔵の黄金細工や壁画」など紹介。
    
 ■ 意  味 トロイと並び、西洋考古学、歴史、神話学の原点。最古の文学ホメロスの世界。
    
 ■ 時  代 紀元前1600年から1200年頃まで。
    
 ■ 民  族 ギリシャ・ミケーネ人
    
 ■ 概  要  トロイと同じくシュリーマンが明らかにした「ミケーネ文明」と呼ばれているギリシャ本土の文明。この時代のことを一般に「英雄時代」とか「青銅器時代」と呼ぶ。時代的に紀元前1600〜1200年代にかけてギリシャ本土を中心にエーゲ海、クレタ島、小アジアから南イタリアにまで展開していたギリシャ人による最初の文明。

 その社会の特質は通常「尚武」にあったとされ、そのシンボルとして「堅固な城塞」であるミケーネやティリンスの城やそこから発掘された刀剣類などが紹介される。しかし先行するクレタのミノア文明の影響も強く受けていると言え、それは工芸品やとりわけ壁画に観察され、華やかな文明社会であった一面も見せている。

 他方、ギリシャ神話に有名な、その目をみると石に化してしまうという妖怪ゴルゴンのメドゥーサ退治の英雄ペルセウスがティリンスの城主で、彼が枝城としてミケーネ城を建造したとされる。歴史的にだんだんミケーネに中心が移っていったようである。
 ミケーネ文明の遺構はギリシャ本土を越えて地中海全域に及んでいて、海洋・植民的性格を持っていたと推定される。
    
 ■ 見 所 、 見 方  ミケーネは、いわゆる「ミケーネ文明」の発見地であり中心地。その文明に迫るには、先ずやはりトロイ戦争伝説の前後の物語に浸るが良い。ここはトロイ攻めの総大将アガメムノンの城であり、その戦争のために父に犠牲にされてしまった少女イピゲニアの家であり、その娘の犠牲を悲しみ夫アガメムノンを惨殺したクリュタイメストラの夫殺しの現場であり、そして自分も我が子に殺されていった現場である。「イピゲニア」とつぶやきながら遺跡を歩くといい。

城塞遺跡だけではなく、壁画や遺物がそのイメージづくりに役に立つ。
 
■ 特出すべき特徴を抜粋転載
@ミケーネの城塞の出入り口となり、通称「獅子門」と言われる。この門は「はさみ壁」で左右を挟まれ、攻め手が左右の壁の上から攻撃される仕組みになっている。この仕組みはトロイの城塞にも観察される。また石組みは、表部分には切石を綺麗に積み上げ、初期の自然石を積み上げる方式より発展している。こうした城塞のありかたから、ミケーネ文明は「尚武の文明」とされる。「獅子門」は、上部が広い「クレタ式の柱」であり、ここに先行文化であるクレタ・ミノア文明の影響が明白に見て取れる。

A壁画・ミケーネの女性
髪型は、ミノアと同じく黒髪でカールを巻いているが、服はのベール上の透けた衣服で乳房が透けて見え、ミノア文明と同様に、挑発的な雰囲気を醸し出している。

B庶民の墳墓

C地下井戸・貯水槽

D黄金のマスク群や装飾群が多数出土
 
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