本能⇒共認機能⇒観念機能
23973 観念機能は何を探索しているのか
 
田中素 HP ( 36 長崎 企画 ) 02/02/14 PM10 【印刷用へ
浅見さん、はじめまして(ですかね)。

> 観念機能について、田中さんのイメージに加えて、「結晶させる」前段階の感じ取るような「可能性に向かう「閃き」を創造する能力」のようなものもあるように感じます。 <

吉国さんが23628で、“言語を生み出した基盤としての「超越統合」”ということを仰っていますが、浅見さんの言われる「閃き」もそのようなものでしょうか。

かのアインシュタインも、思考を進めるときに使うのはまず「イメージ」であり、言葉をくっつけるのは二段階目の話だ、と言っています。この時の思考状態とはまた、何かの「概念」を使っているわけでもありません。

吉国さんによれば、一般動物でも「概念」は持っているということですから(実際に鳥類では人なら人という「類」を認識していると考えられる実験結果もあります)、観念機能の本質とは、「結晶化」以前の探索過程にあるのかも知れませんね。結晶化されれば、それはある「概念」が成立したと言えるでしょうから。

すると、観念回路は何をどのように探索しているのか、ということが問題になります。これが、本能に基づいた一般動物の探索過程(回路)とはやや異なっている筈です。これまでの議論で言えば、探索の果てに「観(み)る」のは、“直接知覚できないもの”です。が、重要なことは、それが単なる空想や幻覚ではなく、対象世界を成立させている法則や力といった「事実」であるということです。

だとすると、この機能は、本能や共認機能が持っていた「手順」律や「同一」律といった現実適応のための認識機能を、何らかの形で拡張したものだという可能性が出てくるように思います。
 
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