学者とマスコミはグルで頭脳支配
239089 『ノーベル化学賞 日本人の受賞で日本の科学力の低さが証明された』
 
COBU 10/10/08 PM01 【印刷用へ
日本人二名のノーベル化学賞受賞がマスコミで大きく取り上げられています。ですが、日本人がノーベル受を受賞してよかった!とは単純には言えないようです。

問題は、誰が何の目的で誰に対してノーベル賞を授賞しているのか?

そこには、どうも「ノーベル賞欲しければこっちにおいで」というような優秀な人材集めという側面と、「ノーベル賞をとるために頑張った」人にノーベル賞が送られるという側面がありそうです。

これは、マックス・ウェーバーのいうところの「職業としての学問」「学問の手段化」(233974)の一つなのでしょうか?ノーベル賞という評価システムには、何か偏りがあるような気がします。

実際には「学問に夢中になっていたらノーベル賞をもらった」とうのは稀なようです。でもコチラもしっかりと評価するシステムがなければ、日本の科学技術も危ういのでは?という気がします。

小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記
『ノーベル化学賞 日本人の受賞で日本の科学力の低さが証明された』(リンク)より
 ==================================================================

日本人二名がノーベル化学賞を受賞した。

これで日本の科学技術力の高さが再度示されたと騒ぎになっているが、ちょっと待ってくれ。

ノーベル経済学賞は、日本人がまだ取っていない唯一のノーベル賞であるが、ハーバード大学経済学部も取っていない。

そんなばかな! といわれそうだが、本当である。

これは、ハーバード大学経済学部の悲願である。一方、ライバルのシカゴはこれでもか、といわんばかりに取っていた時期があった。

どういう意味かというと、ノーベル賞受賞時に在籍している研究機関はどこか、というのが、受賞地として考えられているからである。人種、国籍は、例外的なoccasionを除いて話題にならない。

その基準からすると、経済学賞に関しては、ハーバード大経済学部はゼロである。センもマスキンもハーバードを移った瞬間に受賞した。

これは、研究者が実際に研究をしていたところはどこか、その受賞の研究を生み出した研究地としての誇り、つまり、知恵の創造拠点としての実力と、ノーベル賞を受賞するような研究者が研究した居場所として選んだ研究機関としての、選ばれた、環境の良い研究機関としての誇りである。

まことに理にかなっている議論だ。

化学賞を受賞した根岸氏は、日本人だが、研究はほとんど米国でなされ、恩師は米国で研究しており、今も米国で根岸氏は研究している。

つまり、このような人材が日本から逃げ出している、育てたわけでもない、という意味で、日本の科学力の低さこそを現している事件なのである。

 ====================================================以上、記事紹介
 
  List
  この記事は 233974 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_239089
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
239210 感情を抑えて、中国の話を聞こう ノーベル平和賞 丸一浩 10/10/11 AM02

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp