世界各国の状況
237643 ブラジル人気質とは? A
 
ECHO ( 40代 ) 10/09/10 PM04 【印刷用へ
(続きです)
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また、アメリカ大陸を発見したコロンブスなども書いたように、本来、これらの新大陸や島(タイチ島など)の原住民は、人なつこく、大らかで友好的だったの だ。それは、ブラジルの場合も例外でなく、ブラジル原住民(インディオ)も、たいへん友好的で、大らかであったのだ。そして、この善意の原住民を文明の名 の下に蹂躙してきたのは当時の文明先進国の人間(白人)たちであった。 面白いことに、ブラジルを除く、他の南米諸国では、ブラジルほどスケールの大きい人種のミックスというか、人種間の交配(こんな言葉を使うとまるで動物学 の話しをしているようだが)は起こってない。これは、これらの国々ではブラジルにように大量の黒人奴隷を入れなかったということで、ブラジル以外の南米の 国々では、植民地時代からの主な産業は牧畜などがメーンであり、ブラジルのようにコーヒー、サトウキビ、綿などのように大量の人手を必要とする農業が少な かったことによると思う。 私の友人(ブラジル人)は、スペイン人の(男は)ポルトガル人ほど黒人奴隷やインディオの女たちに手をつけなかったからだ、と言っており、その理由としてス ペイン人はポルトガル人より白人優越感をもっていたので、奴隷やインディオの女などと寝なかったのだ、といい、同じような例として、アメリカを挙げた。たしかに、アメリカもブラジルのように綿などの農業の人手用に大量の黒人奴隷を入れているが、ブラジルのように大量の混血は作っていないし、インデアンと白 人の混血なども極めて少ない。そんなことを考えると、彼の説はかなり当たっているのかも知れない。

〜(中略)〜

話しがかなり脱線したが、ブラジル人がどれだけ楽天的でおとなしい国民であるかは、南米の近代史というものを見ても、その一端が分かる。南米大陸の国々で はしょっちゅう血なまぐさい反乱とか革命とかクーデーターとかが頻繁に起きているが、ブラジルに限っては、最後のクーデーターは1964年に起きたきりであ る。クーデーターに限らず、ブラジルという国は、ポルトガルから独立したときもアメリカのような独立戦争は起こしていないし、王政から共和制に変わったと きも戦争は起きてないし、奴隷解放にしても、アメリカのような南北戦争は起こしていない。すべては鶴の一声ならぬ、上の一声で、“独立宣言”、“共和制宣 言”“奴隷解放宣言”というようなものを宣言して解決している。先にのべたクーデータにしても、一応、クーデーターだから軍隊が出動してはいるが、戦いというか、ドンパチは全然起きていない、無血革命だったのである(そのかわり、その後20年間ほど厳しい軍政が続いたが)。こう書くと、まるでブラジル人はたいへん理性的であり、先見があり、おとなしく分別のある国民のようだが、決してそうではなく、このように無血で大事を成し遂げ得たのは、それなりの理由がある からからだが、その説明は別の機会におくとしよう。 こうした様々な条件、要因が重なって、ブラジル人は大らかで、楽天的、友好的になったのであり、このブラジル人気質は、近代になってヨーロッパやアジアなどから移民が大勢やってきたときも暖かく迎え入れ、これら移民がブラジル社会へ同化するのに大変ポジチブな影響というか働きをもたらしたのである。 ブラジル人の、このたいへんすばらしい気質も、文明が先端を行っているというか、生活レベルが高い人間が密集しているメトロポリスなどでは残念ながら薄れ つつあるようである。まぁ、こんな現象はブラジルだけでなく、世界中で共通のものであるが、ブラジルに住む我々外国人としては、このすばらしいブラジル気 質をいつまでも保ってほしいと切に願うものである。
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(引用終わり)
 
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