今後の企業の可能性を探っていく上で、現在の企業の置かれている状況をおさえていきたいと思います。『社労士は見た!中小企業を伸ばす社員育成の極意(著:伏屋喜雄)』より引用します。
******************************
従業員25名の製本会社で取締役工場長を務めるS氏は、勤続25年の工場長であるが、工場長とな名ばかりで、ほとんどの時間を紙の断裁作業に費やし、管理者としての仕事を行っていないので社長から常日頃、「君は取締役工場長じゃないか、もっと会社全体を見てほしい」といわれるのだが・・・。
このケース、取締役工場長であっても25人程度の規模であれば実際現場に入って作業だけをプレイヤーとして行っている企業は決して少なくない。中には取締役工場長だからこそ、社員の模範となって、現場の第一線となり生産を上げることだけを考えてほしいという企業さえある。では、こうした取締役工場長を具体的にどのようにして育てたらいいのだろうか。
****************************** |
|