『副島氏の予言』(知っとうや?)リンクより転載します。
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副島隆彦氏の新著「新たなる金融危機に向かう世界」を読みました。
〜中略〜
一般的な副島氏の評判は(D・ロクッフェラーを世界の悪の根源とした)ロスチャイルド寄りであり、自らも(国内政治に関しては)小沢一郎氏信奉者と積極的に公表しています。
〜中略〜
しかし、副島氏の中では、悪の根源はあくまでD・ロックフェラーであり、ロスチャイルドを責めるような表現はほとんどありません。
その姿勢から、一部ではロスチャイルドのまわし者ではないかと言われているようです。
実際に、リーマンショックの時期を2008年9月6日出版の「恐慌前夜」という著書でぴったり当てました。
あまりにもタイミングが良すぎるので、ロスチャイルドのまわし者と言われても不思議ではないと思います。
しかし、そうは言っても、副島氏は、2003年頃から世界的な経済の行き詰まり、経済恐慌の再来を主張しており、リーマンショック後に雨後の筍のように出て来た、にわか世界恐慌評論家とは一線を画す存在には違いありません。
彼は、少なくとも2008年前半から、
・米国デリバティブ八百長経済は、どうあがいても破綻する
・ドル円は30円を目指していく
・D・ロックフェラーの後釜には、J・ロックフェラーが就任する
・米国次期大統領は、オバマが就任し、任期途中でヒラリーと交代する
・自民党はCIA政権であり、小泉・竹中売国路線から脱すべき
・日本は小沢一郎が政権を握り、中国と仲良くしていくべき
といった主張をしています。
リーマンショック後に、世界的な景気対策によって景気が回復したかのように装われていますが、副島氏は今回の新著でも持論を全く変えていないようです。
この点は注目すべきだと思って新著を読んでみたしだいです。
今回の著書のポイントは次のとおりです。
@米国が金の暴落を仕掛ける
Aユーロ危機は米国が仕掛けた
Bそれでもユーロは崩壊しない
Cヒラリーが近いうちに大統領なり、金融統制経済体制が始まる
D世界恐慌に突入する
E6.2反小沢クーデターは米国が仕掛けた
これらに関して、考察してみます。
@米国が金の暴落を仕掛けるについて
副島氏は、金は実物資産であり、最終的には金本位制になるので金価格は上がり続けると主張しています。
しかし、このままでは米国債を購入する担い手がいなくなります。
従って、困った米国が、ユーロや中国などの投資家が大量に購入している金価格を、金の先物価格を操作することにより一旦暴落させ、米国債に目を向けさせようとするたくらみがある、と話ています。
表向きの米国債残高は8兆ドル(720兆円)ですが、副島氏は、その5倍の40兆ドル(3600兆円)に達していると推測しています。
私は、米国は、米国債以外に隠れた負債が大量にあり、米国の借金総額は1京円に近いと思います。
これがこれから到来するであろう世界恐慌の根源なのです。
それに比べれば日本の国債残高900兆円はかわいいものです。
これまで、米国債は中国、日本が買わされてきましたが、そろそろ限界に達しています。
最強とされていた金価格を暴落させれば、金を保有している投資家が米国債に目を向け、今後も(何の裏付けもない)米国債を新規に発行し続け、経済を延命できる、という狙いだそうです。
これまで金価格は上がり続けると話していた副島氏の方針転換。
この裏には何かロスチャイルドの思惑があるのでしょうか?
〜中略〜
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続く |
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