今後の企業の可能性を探っていく上で、現在の企業の置かれている状況をおさえていきたいと思います。『社労士は見た!中小企業を伸ばす社員育成の極意(著:伏屋喜雄)』より引用します。
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5人の部下がいる。3人までは上手に育てることができたが、残る2人の部下に対しては思うように育てることができない。というより、今までいくつかの方法を講じて育ててきたが、打つ手打つ手が裏にはまり、その成果を未だに見ない部長がいる。1人は何度言ってもミスをおかす部下であり、もう1人は協調意識の薄い部下の取り扱いであった・・・。
何人もの部下を擁している部長であれば、当然部長の役割の一つに部下の指導育成という仕事が含まれる。しかし、部長も人であり、どんな部下に対しても思いのまま動かせるというわけではない。強くて魅力あるリーダーシップがあっても、5人いる部下が5人とも部長の思いのまま、期待するように動いてくれるかといえば、決してそうではないだろう。部下のうち、何人かはうまくいかないケースのほうが一般的には多いのである。質問は、基本的な指導方法は心得ているものの、クセがあって育てることが難しい部下に手を焼いている部長の例である。
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