人類の起源と人類の拡散
23462 性闘争本能を封鎖していても外圧低下⇒性欠乏肥大で統合強化は必要
 
平野 ( 37 大阪 建築家 ) 02/02/08 PM11 【印刷用へ
岡本さんmsg22832より
>婚姻制も母系集団も性闘争本能の封印を前提に成立している以上、他部族に対しても縄張り争い的な関係にはならないのではないでしょうか。〜中略〜遭遇当初は外敵?との緊張感や警戒心が働いた可能性はありますが、お互い同類であり外敵ではないとの相互理解は成立したでしょう。<

 岡本さんも他部族間の同類闘争圧力上昇について、実際の殺し合いの有無をかなり意識されているようですが?極限時代の生存圧力による性闘争本能の封印だけでは、縄文で戦闘が起らなかった根拠にはならないと思います。
 世界史的に見ると、同様の極限時代を経て性闘争を封印し、その後の生存圧力が採集ほど低下しなかった遊牧部族では、食い詰め部族によって掠奪闘争が玉突きして生じているわけですから…

 私も縄文期に他部族間の武力闘争が頻発したとは考えていませんが、そのためには、縄文中期(5千年前)以降の寒冷化⇒食糧減で食い詰めても、他部族を襲わないという、採集部族共通の根拠が必要ではないでしょうか?

 採集部族の多くが、生存圧力低下に伴って上位集中婚から一気に、兄妹婚や交叉婚などの成人全員が婚姻関係に参加できる『総偶婚』という婚姻様式へと移行することで“性闘争を解消していた”ことが、他部族の財を掠め取るというような発想に至らなかった大きな要因のひとつでしょう。

 しかし、大規模な部族を形成するまで人口が増加した後の寒冷化で、食い詰めて病死や衰弱死が多発するような生存圧力の再上昇過程において、他部族との縄張り緊張の圧力も更に上昇していることは考えられます。

・果たして他部族に対しても、性関係も含む期待・応望関係を結んで、この緊張状態を解消したのか?
・それとも、男集団の形成などにより部族内統合を強化し、規範共認の圧力で平和関係を維持したのか?
・はたまた、人口減から縄張りも拡散することで、縄張り圧力は低下したのか?
 まだまだ疑問が残るところですので、引き続き解明を進めましょう。
 
  List
  この記事は 22832 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_23462
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
23481 集団欠乏 岡本誠 02/02/09 AM01

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp